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2009年のゴールデンウィークに放送した「ゴッドファーザーは君だ!!」と言う特番の中で、100を越える候補の中から選ばれた「エミネンスグリーズ」。グランド牧場様のご協力により、「アジテーションの2009(牝馬)」に命名され、遂に2010年1月16日(土)に、中山競馬場でデビューを迎えた。

 父シンボリクリスエス、母アジテーション(母の父カーリアン)、そして姉が重賞8勝のプリエミネンスとくれば、血統的に人気にならない訳が無い。しかもデビュー直前の追い切りでは、古馬と併せて終いは突き放すという好調教を披露。前日の新聞各紙を見ると、幾つも重い印が並んでいた(最終的に5番人気)。


レーシングプログラムに名前が!



実況担当は大落馬事故を喋った山本アナ・・・

毎年、数多くの競走馬が誕生するが、デビューする事がいかに難しいかは皆さんご存知の通り。無事にデビューに漕ぎ着けた上に人気の一角に名を連ねるなんて、命名企画を進めていて本当に良かったと、心の底から感じられた。
 
 エミネンスグリーズの命名者は東京都の「晴れた日のラジオ」さん。姉プリエミネンスの名前と、血統的に走りそうなダートの色・グレーを組み合わせ、しかも陰の実力者と言う意味を持つ美しい名前だ。


応援に駆けつけた、晴れた日のラジオさん


私も応援馬券を買いました

さて、パドックに現れたエミネンスグリーズは薄紫のメンコとシャドーロール、バンテージで決めていた。2人引きで周回していたが、実に落ち着いていて、堂々としたもの。管理する伊藤圭三調教師、グランド牧場応援部長の高畑大輔さんと共に、様子を眺めながら停止命令を待った。そして、北村宏司を騎手を背に、いざレースへ!!


初めてのパドックでも落ち着き払う


さあ騎乗!一番手前が北村騎手


ジョッキーを乗せても悠然と

いよいよ迎えた中山5レース(芝2000m)。上空は全くの快晴。風は冷たいものの日差しは眩しい。馬場は乾ききった良馬場。ファンファーレが鳴り響き、スタートの瞬間を迎えた。

 エミネンスグリーズは歩く様にゲートを出てしまい、最後方からの競馬、前半の1000mが65秒4のスローペースで、後半1000mが60秒2では、追い込みが決まるはずもなく、勝ち馬から0秒9差の10着と言うホロ苦いデビュー戦となった。それでも上がり3ハロンは最速タイの36秒3。


1コーナー手前、最後方がエミネンスグリーズ


ゴール手前、追い込んでは来ているが・・・


引き返して来る


鞍を外す

レース直後に、伊藤圭三調教師は「スタートで落ち着きがありませんでした。それでも、あの位置から終いは良く伸びていたと思いますよ」と淡々と語り、佐々木調教助手は「次に繋がる競馬でした」と話してくれた。

 勝つことは難しい。レース前のパドックで「期待はもちろんありますが、全ての出走馬が期待を持って馬を送り出しているんですから」と話してくれた伊藤調教師の姿が思い出された。


応援部長の高畑さん(左)、晴れた日のラジオさん(右)

最後は約束通り、デビュー戦のゼッケンに北村宏司騎手のサインを入れて、命名者の、晴れた日のラジオさんにプレゼント。後日「この貴重な経験を一生の宝物にしたい」とメッセージを頂き、喜びも一入。

 まだデビューしたばかりのエミネンスグリーズ。今後も無事に走り続け、そして出来る限り良い成績を残して欲しい。唯々そう願わずに居られない。今後の活躍に、乞うご期待!!


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