12月31日(木)「東京2歳優駿牝馬(大井)はプリマビスティー快勝」他 [全国競馬情報]
2009/12/31(木) 20:21


●●東京2歳優駿牝馬(大井)、プリマビスティーが差し切って2歳女王に●●

 晴、良馬場の大井競馬場で行われた今年最後の重賞・第33回東京2歳優駿牝馬(SI・1600m・1着賞金2000万円、タカヒロフェアリー出走取消で15頭立て)は、3番人気のプリマビスティー(左海誠二騎乗)が1分43秒4のタイムで勝ち、南関東2歳女王の座についた。

 スパンキーラビットがハナを奪い、ナリショーシーズン、ロゼワイン、1番人気のオノユウが先行集団を形成して追走。2番人気のレギュラーサヤカ、ローレル賞馬キョウエイトリガーは中団で控える展開。直線ではオノユウが先に抜け出しを図ったが、離れた外から伸びて来たプリマビスティーが直線半ばで豪快に捉えて突き放し、最後は3馬身半差をつけて勝った。オノユウは2着、2頭で並ぶように追い込んだ4番人気キョウエイトリガーが3着、クビ差4着が11番人気レッカ、レギュラーサヤカは5着だった。

 勝ったプリマビスティーは父プリサイスエンド、母ロングプリマ(その父ロイヤルスキー)という血統で、船橋・岡林光浩調教師の管理馬。ホッカイドウ競馬でデビューして3勝を挙げ、エーデルワイス賞でもオノユウから0秒5差3着に入った。南関東転入後は今月6日のJRA2歳500万(中山・ダート1200m)に出走し、後方から追い込んで5着と健闘していた。通算成績は10戦4勝で重賞は初制覇。

<レース後の関係者のコメント>
1着 プリマビスティー
(左海誠二騎手)
「位置取りはそんなに拘っていなかったので、流れが速いと感じて中団につけていました。理想的な競馬が出来ましたね。あとはどれだけ前に届くかと思いましたが、直線に向いた時には勝ち切れると思いました。(年間100勝も達成できて)いい1年でしたね」

(岡林光浩調教師)
「前回の中山のような脚を見せてくれて、惚れ惚れするような走りでしたね。ここを使うことの一環で前回のレースも使っていたので、調整も狂い無く出来ました。もともと細い馬なので1キロでも増えていてくれたらと思ったのですが、5キロ増えていてふっくらとしていて、良い感じでした。もともと道営で使っているときから芝を視野に入れていたので、出来れば今後は芝を使って行きたいと考えています。
 道営で一生懸命育てて頂いた成果が出ました。本当にありがとうございますと言いたいです。来年の春はもっといい競馬が出来ると思いますので、応援をよろしくお願いします」

2着 オノユウ (今野忠成騎手)
「手応えは良かったです。もう少し我慢してもよかったんですが、町田君の馬(レギュラーサヤカ)が手応え良かったですし、展開もちょっと厳しかったですからね。でも先行しなければダメという馬ではないですし、距離も大丈夫です。まだまだ伸びしろはあります」

3着 キョウエイトリガー (柏木健宏騎手)
「砂を被ったときに嫌がってバランスを崩したのが、多少影響したかもしれません。3~4コーナーで外から来られたときにはダメかとも思ったのですが、よく頑張ってくれました」

4着 レッカ (真島大輔騎手)
「使い込んでいて、ちょっと疲れがあったようです。でも、それでここまでやってくれましたし、来年が楽しみですよ」

(取材:大関隼)


●●TCK女王盃(1月20日・大井)、地方からはユキチャンなど●●

 1月20日(水)に大井競馬場で行われるダートグレード競走=第13回TCK女王盃(JpnIII・1800m)の地方からの出走馬、補欠馬が以下のように発表された。クイーン賞で復活の白星を飾ったユキチャンなどが登録している。

★南関東所属馬(出走枠8頭)
クインオブクイン(大井)
ツクシヒメ(船橋)
テイエムヨカドー(船橋)
パノラマビューティ(船橋)
フサイチミライ(大井)
ベルモントプロテア(船橋)
ユキチャン(川崎)
ラインジュエル(大井)

※補欠馬(補欠順位順)
コスモプリズム
シスターエレキング
デザートレジーナ
ミスジョーカー
チヨノドラゴン
アンペア
ツルノゴゼン
エロージュ
ロマ

★南関東以外の地区所属馬
クロスウォーター(愛知)
ダイナマイトボディ(愛知)
トウホクビジン(笠松)

※補欠馬(補欠順位順)
ラヴソースウィート
カンタカ
パリスエトランゼル

(TCKウェブサイトによる)


●●大井競馬、2009年の開催を終了●●

 今年1月19日から始まったTCKの2009年(暦年)開催は今日で終了し、開催成績が発表された。

 開催103日間の売得金合計は1020億8871万2200円、1日平均は9億9115万2500円で、前年比98.38パーセントだった。また、1日平均の本場来場者数は8541人で、これは前年比101.34パーセントの数字だった。

<特別区競馬組合 塚田修開催執務委員長のコメント>
 皆様のご協力をもちまして、2009年東京シティ競馬の開催を終えることが出来ましたことを厚く御礼申し上げます。
 2010年は、小林分厩舎の坂路コースが完成いたします。今年以上に、強い馬作り、魅力あるレースの提供に取り組んで参ります。
 来年も、東京シティ競馬をご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

(特別区競馬組合リリースによる)


●●南関東リーディング決着、今年も戸崎圭太騎手・川島正行調教師が圧倒●●

 南関東リーディングの結果も今日発表され、騎手部門では、戸崎圭太騎手が385勝を挙げて2年連続のリーディングを獲得。昨年の306勝を大きく上回り、2位の的場文男騎手に180勝もの差をつける圧勝となった。3位の坂井英光騎手(194勝)まで上位は大井所属の騎手が独占している。4位は今野忠成騎手(179勝)、5位は御神本訓史騎手(127勝)で、浦和の繁田健一騎手が104勝で7位に入った。

 調教師部門では、自身2度目の100勝到達を果たした川島正行調教師が驚異的と言える112勝をマーク。勝率もただ1人3割を超える3割0分4厘、連対率4割7分3厘という群を抜く数字を叩き出し、2位の池田孝調教師(川崎・81勝)を30勝以上離して2年連続で南関東リーディングの座についた。3位には70勝を挙げた高月賢一調教師(川崎)が入り、10位には浦和の小久保智調教師が入っている(46勝)。なお、大井所属では43勝を挙げた蛯名末五郎調教師がトップだった。

(TCKリリースなどを参考にした)


●●澤田龍哉騎手(船橋)、インフルエンザA型感染判明●●

 澤田龍哉騎手(船橋)がきょう、インフルエンザA型に感染していることが判明した。なお、現在は医療機関で治療を受け静養している。このため、騎乗予定だった東京2歳優駿牝馬のヴィップクオリティは森泰斗騎手に乗り替わった。

(TCKリリースによる)


●●各地の「暮れの大一番」の結果(水沢・笠松・名古屋・園田・高知・荒尾)●●

大晦日の今日、各地方競馬場で行われた重賞競走の結果は以下の通り。

★桐花賞(水沢)~ゴールドマインが初重賞制覇

 小雪、不良馬場の水沢競馬場で行われたファン投票で選ばれた出走馬が集う「岩手版の有馬記念」、第35回桐花賞(ハーツクライ賞、2000m・1着賞金500万円・10頭)は、4番人気のゴールドマイン(齋藤雄一騎乗)が3~4コーナー中間で満を持して外に出すと、広がった先頭争いから力強く抜け出て勝った(勝ちタイム2分08秒7)。1番人気マヨノエンゼルは後方から追い込んだが1馬身1/4届かず2着、3着は8番人気ダンストンリアルだった。

 勝ったゴールドマインは父ダンスインザダーク、母スーア(その父Fairy King)という血統の5歳セン馬で、櫻田浩三調教師の管理馬。JRAでは4勝して準オープンまで上がり、今年秋に岩手へ転入。すぐに北上川大賞典2着など古馬戦線で上位に食い込む活躍を見せていた。通算成績は31戦8勝(うちJRA24戦4勝)で重賞は初制覇。


★東海ゴールドカップ(笠松)~ノゾミカイザー一騎打ちを制す

 雪が舞う稍重馬場の笠松競馬場で行われた第38回東海ゴールドカップ(ミホノブルボン賞、SP1・1900m・1着賞金330万円)は、3コーナーで先頭に立って押し切りを狙った圧倒的人気のキングスゾーンと向正面から仕掛けた4番人気ノゾミカイザーがゴール前で激しい接戦。最後はアタマ差ノゾミカイザーが捉え(勝ちタイム2分3秒6)、ペースを握ったエーシンアクセランが3馬身差の3着に粘った。

 勝ったノゾミカイザーは父ユートカイザー、母イズミメガミ(その父ナグルスキー)という血統の4歳牡馬で、愛知・錦見勇夫調教師の管理馬。通算成績は33戦7勝、重賞は今年の新春杯以来の4勝目。


★尾張名古屋杯(名古屋)~ハクシンフリーダムが逃げ切る

 晴、良馬場の名古屋競馬場で行われた第8回尾張名古屋杯(SP2・1600m・1着賞金150万円)は、2番人気のハクシンフリーダム(戸部尚実騎乗)が逃げ切って通算58戦目で迎えた重賞初挑戦を白星で飾った(勝ちタイム1分44秒1)。好位につけていたモエレダンスクインが2馬身差で2着、中団後方から伸びたテラノハイトップが最後に3着。1番人気グリーンストーンは5着だった。

 勝ったハクシンフリーダムは父シンボリルドルフ、母ハクシンレットノバ(その父マルゼンスキー)という血統の6歳牡馬で、瀬戸口悟厩舎所属。JRA3戦未勝利で愛知へ転入、下級条件から徐々に出世して今年はほぼ休み無くコンスタントに走り続け、今年の27戦目が嬉しい重賞勝利となった。通算成績は58戦20勝(うちJRA3戦未勝利)。


★園田ジュニアカップ(園田)~フィオーレハーバーが堂々抜け出す

 晴、良馬場の園田競馬場で行われた兵庫の2歳王者決定戦・第38回園田ジュニアカップ(1700m・1着賞金600万円)は、好位集団の外で脚をためた1番人気フィオーレハーバー(木村健騎乗)が2周目3コーナーでスパートから堂々先頭に立ち、直線で後続を突き放して初重賞制覇を飾った(勝ちタイム1分54秒4)。1馬身3/4差の2着が2番人気ハイパーフォルテで平松徳彦厩舎勢がワンツーを決めた。7馬身差の3着が4番人気タガノバロット。

 フィオーレハーバーは父ゴールドアリュール、母ハーモナイザー(その父ナリタブライアン)という血統。新馬から逃げて圧倒する競馬で無傷の3連勝を飾ったが、兵庫若駒賞では逃げて4着。続く兵庫ジュニアグランプリでは木村騎手との初コンビで中団から追い込む競馬で5着に入っていた。通算成績は6戦4勝、木村騎手はこのレース7年ぶりの勝利だった。


★高知県知事賞(高知)~ゴッドセンドが内から抜ける

 良馬場の高知競馬場で行われた1年を締めくくる伝統の長距離重賞・GRANDPRIX第40回高知県知事賞(2400m・1着賞金135万円)は、縦長の隊列を中団で追走したゴッドセンド(中西達也騎乗)が直線で先に抜け出した圧倒的人気のジョインアゲンを内から差し切って勝った(勝ちタイム2分48秒9)。2周目3コーナーで先団に取り付いたハンドシェイクが1馬身差2着、ジョインアゲンは最後に脚が止まりさらに1馬身差の3着に終わった。アラブながら果敢に挑んだホーエイスナイパーはシンガリ11着。

 勝ったゴッドセンドは父ジェイドロバリー、母トーヨーシービー(その父ミスターシービー)という血統の7歳牡馬で、炭田健二調教師の管理馬。JRA、南関東を経て今年6月に北海道へ移り、星雲賞(H2)で待望の重賞初制覇。13日の高知転入初戦を白星で飾り、2戦目のここで見事高知の大一番を制した。通算成績は64戦9勝(うちJRA42戦4勝)。


★肥後の国グランプリ(荒尾)~タニノウィンザー連覇達成

 曇、稍重馬場の荒尾競馬場で行われた第4回肥後の国グランプリ(2000m・1着賞金60万円)は、中団から徐々にポジションを押し上げたタニノウィンザー(吉留孝司騎乗)が4コーナーで先頭に立つとあとは馬場の真ん中を伸びて危なげなく後続を突き放す一方。4馬身差の快勝で単勝1.2倍の圧倒的支持に応え連覇を達成した(勝ちタイム2分15秒9)。逃げていた2番人気テイエムジカッドが粘って2着、3着がコスモタクミだった。

 勝ったタニノウィンザーは父ラムタラ、母タニノクラリッジ(その父コマンダーインチーフ)という血統の5歳牡馬で、頼本盛行調教師の管理馬。通算成績は37戦12勝で重賞は4勝目。



●●ダイナブロス、通算300戦目は3着●●

 平地競走の国内最多出走記録(※)を更新し続けている高知のダイナブロス(牡13歳、田中守厩舎)が、今日の高知第5レース・旅打ちニッポン協賛今年は高知に感謝特別(1300m)で、大台の300戦目を迎えた。
 森井美香騎手とのコンビでレースに挑んだダイナブロスは3番人気に支持され、4コーナーでは先頭に立つ積極的なレースで3着。6戦ぶりに馬券に絡む健闘を見せた。

 ダイナブロスは父エブロス、母ユウワニート(その父パーソナリティー)という血統で、1996年生まれの同世代にはテイエムオペラオーなどがいる。1998年に新潟競馬場でデビュー後、岩手、上山などを経て2003年12月に高知へ転入した。デビューからおよそ11年半で300戦を走り、合計走行距離はすでに400キロを超えている。

(※)NARの競走馬成績書が整備された1969年以降でのもの。それ以前では、春木競馬のコガネマル(アラブ系)が1953~1963年にかけて平地と障害で476戦、ばんえい競馬のトヨタカが1963~1973年にかけて374戦した記録がある。

(NARニュースリリースなどによる)


●●2010年年始の重賞競走●●

 1月1日に地方競馬が行われるのは、ばんえい帯広、川崎、笠松、名古屋、園田、高知、荒尾の7競馬場。重賞レースは高知で3歳馬による第31回金の鞍賞(1400m)、荒尾でも3歳馬による第32回門松賞(1500m)が行われる。正月三が日の各地の重賞競走は以下の通り。

★1月1日(金・祝)
○第49回新春杯(名古屋・4歳上・1400m・1着賞金200万円)
○第31回金の鞍賞(高知・3歳・1400m・1着賞金27万円)
○第32回門松賞(荒尾・3歳・1500m・1着賞金60万円)

★1月2日(土)
○第32回帯広記念(帯広・BG1・1着賞金120万円)
○第36回金杯(水沢・3歳・1600m・1着賞金250万円)
○第12回新春ペガサスカップ(名古屋・3歳・1600m・1着賞金200万円)

★1月3日(日)
○第3回天馬賞(帯広・BG2・5歳・1着賞金100万円)
○第46回報知オールスターカップ(川崎・SIII・2100m・1着賞金1500万円)
○第5回プリンセスカップ(金沢・3歳牝馬・1400m・1着賞金150万円)
○第13回名古屋記念(名古屋・1900m・1着賞金300万円)
○第3回新春賞(園田・1870m・1着賞金400万円)
○第45回福山大賞典(福山・2600m・1着賞金500万円)



★☆本年もご愛顧頂きありがとうございました☆★

 本年も「競馬実況web」ならびに「全国競馬ダイアリー」をご愛顧頂きまして、ありがとうございました。
 厚く御礼申し上げます。

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 引き続き変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。


(担当:大関隼)