【クイーン賞】(船橋・JpnIII)~ユキチャン復活の白星 [News]
2009/12/09(水) 15:52


 船橋競馬場で行われた牝馬のダートグレード競走・第55回クイーン賞(ハンデ、JpnIII・1800m・1着賞金2500万円・14頭)は、1番人気のユキチャンが人気に応えた(勝ちタイム1分54秒5)。

 シスターエレキングが先手を奪い、テイエムヨカドー、ユキチャン、ベルモントプロテア、ワールドレデーが好位集団を形成。2番人気ヤマトマリオンは中団から。3~4コーナーでペースが上がると仕掛けたユキチャンとテイエムヨカドーが後続を離しにかかり、直線は2頭の叩き合いとなったが、最後は外から僅かに前に出たユキチャンが競り勝った。3番人気テイエムヨカドーはクビ差遅れて2着、3馬身差の3着が後方から追い込んだ10番人気パノラマビューティで、南関東勢が上位3着までを独占した。4着がJRAのチェレブリタ、2番人気のヤマトマリオンは5着だった。

 勝ったユキチャンは父クロフネ、母シラユキヒメ(その父サンデーサイレンス)という血統の4歳牝馬で、川崎・山崎尋美調教師の管理馬。JRA所属時には関東オークスを勝って白毛初の重賞勝ち馬となったが、その後は勝ち星から遠ざかり、交流重賞への参戦機会を求めて今年9月に川崎競馬へ移籍した。移籍後初戦のトゥインクルレディー賞は3着だったが、2戦目のここで見事久々の勝ち星を手にした。通算成績は14戦4勝(うちJRA7戦2勝)。


<レース後の関係者のコメント>

1着 ユキチャン 今野騎手
「よく頑張ってくれました。もっと突き放したかったのですが、競り合っていた馬も頑張っていたし、無理に突き放して後ろに差されても困りますからね。これからは脚を溜める競馬を覚えて欲しいですね」

 山崎調教師
「実力よりも人気のある馬ですから、今日は勝ててホッとしました。これでアイドルホースから女王になれました。
 厩舎に来た当初は神経質な馬かと思っていましたが、そんなことはなく、実に調整しやすい馬です。牝馬にしては飼い葉もしっかり食べてくれます。
 今後は牝馬路線を中心にローテーションを組んでいくつもりですが、斤量次第では牡馬相手のレースも考えています」

2着 テイエムヨカドー 森騎手
「最後は差し返そうとしていたし、よく頑張っています。距離は少し長かったですね。1600mくらいならもっと頑張れたと思います」

3着 パノラマビューティ 張田騎手
「元々、力のある馬ですからね」

4着 チェレブリタ 武豊騎手
「初めてのダートでしたが、砂を被っても気にしていませんでした。これで選択肢が拡がりましたね。ただ脚質が脚質(追い込み)なので、小回りは厳しいですね」

5着 ヤマトマリオン 幸騎手
「レース前は、いつもと同じやんちゃな面を見せていました。レースは4コーナーまでは良い手応えでしたが、追ってから伸びませんでした。敗因が斤量か休み明けかは分かりません。ただ、順調なら次はもっと良くなるでしょう」


(取材:舩山陽司)