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京都11Rの第34回エリザベス女王杯(GI、牝馬限定、芝2200m)は先手を奪った11番人気クィーンスプマンテ(田中博康騎手)がそのまま逃げ切ってGI初制覇を飾った。勝ちタイムは2分13秒6(良)。1馬身半差2着に12番人気テイエムプリキュア、さらにクビ差で3着に1番人気ブエナビスタが入った。

クィーンスプマンテは美浦・小島茂之厩舎の5歳牝馬で、父ジャングルポケット、母センボンザクラ(母の父サクラユタカオー)。通算成績は21戦6勝となった。

~レース後のコメント~
1着 クィーンスプマンテ(田中博騎手)
「本当に馬が頑張ってくれました。前回は着順が悪かったんですが、競馬の内容としては良かったのでいいイメージはあったんです。今日は絶対ハナに行ってやろうと思っていたのでいい形に持ち込めました。3~4コーナーでテイエムプリキュアが来てくれてペースが上がったお陰でもっと差を広げられたのが良かったですね。そこから粘ってくれたのは馬のお陰です。この馬が未勝利を勝った時に乗せて頂いた縁で、こうしてチャンスをもらえて、結果を出せて本当に嬉しいです」

(小島茂之調教師)
「競馬はやってみなければ分かりません。人気はなかったけど、自分なりにレースを考え、馬の状態を見た時、正直自信がありました。ハードにやって馬がそれを乗り越えてくれて、今までになく出来は良かったですし、人気馬は後方待機の馬が多いので、流れを考えればチャンスはあると思ったし、自信がありました。これまで逃げたり色々なことをやってきましたが、控えるといい競馬が出来ませんでした。前回、控えて少し負けたので、今日はこの仔のスタイルの“逃げで”と腹をくくって臨みました。素直に嬉しかったけど、考えて自信を持って臨んだ訳ですから、“してやったり”という気持ちもありました。1つ1つ階段を上がって皆で育ててきました。目標にしてきたレースをいい状態で勝ってくれました。クィーンスプマンテが頑張ってくれたということです。この後のことはオーナーと相談してになります」

2着 テイエムプリキュア(熊沢騎手)
「別にハナにこだわっていませんでした。凄くいい感じで馬も気持ちよく走っていました。交わせると思ったんですが、また離されてしまいました。いい感じだったんですけど、悔しいです」

(五十嵐調教師)
「レースは作戦通りでした。3コーナーで勝ち馬を交わせばと思っていたんですが、逆に離されてしまっては…勝った馬を褒めるしかありません」

3着 ブエナビスタ(安藤勝騎手)
「2コーナーを回った時には前の2頭が見えなくて、ペースも遅いと思ったくらいなんです。カワカミプリンセスが早めに動いたのでこっちも動いたんですが、直線で前が空いた時に前を見たらずっと前に2頭いてもうダメだと…。4コーナーでもう少し差が詰まっていれば良かったんですけどね。でも馬は前より良くなっていました」

4着 シャラナヤ(ルメール騎手)
「前の2頭が飛ばしていたのでちょっと心配ではあったんです。シャラナヤは自分のレースをしましたし、結果には満足しています。ただ正直、最後の直線で前の2頭が見えた時にはもうダメだと思ってしまいました」

5着 メイショウベルーガ(池添騎手)
「自分の競馬はあれしかないし、展開に左右されるのは仕方ないです。いつもより前で競馬をしましたが、よく追い込んでくれましたし、これからが楽しみです。直線向いて前の2頭が離れすぎていたので今日は仕方ありません」

6着 ブロードストリート(藤田騎手)
「今日はゲートも出てくれたし、いい感じだったんですよ。ただ、直線向いたらずっと前に2頭いて…。ペースが2コーナーに入ったところでガクッと落ちたからね。まさかこんなレースになるとは思いませんでした」


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