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中山11Rの第43回スプリンターズステークス(GI、芝1200m)は先手を奪った6番人気ローレルゲレイロ(藤田伸二騎手)が2番人気ビービーガルダンの追い上げをハナ差退けて勝利した。勝ちタイムは1分7秒5(良)。2着にビービーガルダン、さらに1馬身1/4差で3着に8番人気カノヤザクラが入った。1番人気アルティマトゥーレは5着。

ローレルゲレイロは栗東・昆貢厩舎の5歳牡馬で、父キングヘイロー、母ビッグテンビー(母の父テンビー)。通算成績は26戦5勝となった。

~レース後のコメント~
1着 ローレルゲレイロ(藤田騎手)
「勢いは向こうがあったから負けたかと思ったが、安藤さんと同着でもいいねと言っていました。いいスタートを切るが、そこから出て行くのに時間が掛かるようになっていたので直線も必死で追いました」

2着 ビービーガルダン(安藤勝騎手)
「1回クビくらい出たかと思ったが、そこで馬がブレーキを掛けてしまった。追い出すと遊ぶ、叩くと反抗する。能力はあるので、その辺りが良くなればいいんだけど…」

(領家調教師)
「これが競馬ですからね。仕方がありません。道中うまく乗ってくれて力を出しています。あれだけ詰めていますし、自己の時計も縮めていますから。ただ、勝ち馬と内、外、離れていましたし、あれが近ければ何とかなったかもしれませんが、勝負ですからね。仕方ありません」

3着 カノヤザクラ(小牧騎手)
「もう少しだったんだけどねぇ。ゲートで少し遅れた分、ゴチャつくことなくレースが出来、終いよく伸びてくれました」

4着 アイルラヴァゲイン(津村騎手)
「中山は違いますね。返し馬や道中の感じから良かった。追ってからもよく伸びていました」

5着 アルティマトゥーレ(松岡騎手)
「直線窮屈になって伸びなかった。内は空いていたが、先に行ってしまった方が良かったのかもしれないですね」

(奥平調教師)
「馬がまだあれほど固まった展開の中で競馬をしたことがありませんでしたから、慣れていないようでしたね。ですからすべて力を出し切った形ではないと思います。これから馬を見に行きますが、改めて春に巻き返したいと思います」

12着 キンシャサノキセキ(三浦騎手)
「ゲートも出て折り合いもつきましたし、いい感じだったんです。そうしたら3コーナー過ぎ、シーニックブラストに乗りかかって来られて、トモが砕けたようにバランスを崩してしまいました。それからおかしくなってしまいました。不運でしたね」

13着 グランプリエンゼル(熊沢騎手)
「3コーナーで他馬に怯んで下がってしまった。小柄な牝馬なので、また前が塞がってしまい、そのロスは痛かった」

16着 シーニックブラスト(M・ザーラ騎手)
「4コーナーでの不利がすべてだった。そこでレースは終わってしまったね」


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