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大井競馬場で行われた重賞の第46回東京記念(JBCクラシック指定競走、SII・2400m・1着賞金2500万円・9頭)は、スローペースを中団から追走した3番人気のルースリンド(船橋・矢野義幸厩舎、内田博幸騎乗)が直線で抜け出して昨年に続いて連覇を達成。
 後方から早めに動いた2番人気のセレンが直線でもうひと伸びして2着。逃げたブービー人気のゴールドイモンが3着に粘った。
 
 勝ったルースリンドは父エルコンドルパサー、母ルーズブルーマーズ(その父デピュティミニスター)という血統の牡8歳馬。一昨年のスパーキングサマーカップ、去年の金盃、東京記念に続く重賞4勝目。1年ぶりの勝利がこのレースの連覇となった。通算成績は40戦14勝(うちJRAで9戦0勝)。

<レース後の関係者のコメント>

1着 ルースリンド
(内田博幸騎手)
 (大井で重賞を勝てて)ただいまって感じですね。前の2頭が止まらないような(スローな)流れだったので、58キロを背負っていたこともありますし、外に出さずにコースロスなく乗りました。ずっと追い詰めじゃないといけない馬ですから、僕も1周ずっと追って行くつもりで体力をしっかり付けて乗りました。今日は前に勝った時と同じくしっかり伸びてくれましたね。強いルースリンドを見せてくれたと思います。この馬を船橋に入ってきてからずっと手がけてくれていた佐藤隆さん(騎手・2006年に落馬事故が原因で死亡)が雲の上から見ていてくれていたと思います。
(矢野調教師)
 春先の状態からはダメかと思いましたが、よく頑張ってくれました。前回の1600メートル戦で馬に気合が戻ってきましたね。1年ぶりのこのレースを勝てて嬉しいですね。今後は白紙ですが、いちおう暮れの東京大賞典を目標にしたいと思っています。

2着 セレン(石崎隆之騎手)
 最初かかったしね。早めに動いていったけど少し内にササったね。こんなのは初めてだね。

3着 ゴールドイモン(町田騎手)
 良く頑張ってくれました。距離はいくらあっても大丈夫だし自分のレースができればこれぐらいは走れますよ。

4着 ロングウェーブ(今野騎手)
 力はつけてるし、距離も合ってるんですけどね。脚質的に自分で動けない馬ですからこの相手にこういう流れは辛かったですね。

6着 バグパイプウィンド(的場文男騎手)
 58キロの斤量より状態だね。休み明けだったし痩せて帰ってきたからね。叩いたぶん次は変われると思うけど。

(取材:木和田篤、大関隼)


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