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今年もいよいよ織●■二…じゃなかった、世界陸上の季節がやって参りました。ここ数年はちゃんと見ていないのですが、昔はそれこそ食い入るように見ていたなあ。何を隠そう(隠してないけど)小塚は高校時代、陸上部だったのです。

 中学までは野球をやっていました。でもヘタッピで、レギュラーにはなれそうにない。じゃあ個人競技をやろう、ということで陸上の道に進みました。校内のマラソン大会ではそこそこ速かったから、中長距離のブロックに入って、練習を始めました。

 小塚が競馬に興味を示したのも、ちょうどこの頃。人間と馬、種は違えど速さを競うのは同じ。そう思うと、なんだか陸上競技と競馬がリンクしてきて、両方とも楽しくなってきたのです。

 陸上競技のトラック競技は100メートルから1万メートルまでありますが、競馬で言えば1000mから3600mまでの距離カテゴリーとほぼ重なります。陸上競技の華・100メートルは電撃のスプリント戦ですから、1000mや1200m。400メートルはマイル戦でしょうか。

 「一番苦しい」と言われる800メートルは、競馬なら秋の天皇賞の2000m。スピードに加えてスタミナも問われる1500メートルは、チャンピオンディスタンスの2400m戦でしょうね。そして、陸上競技にも競馬にも“障害戦”があります。水濠やハードルを次々飛び越えていく陸上の3000メートル障害は、英語では「スティープルチェイス」。ヨーロッパで盛んな障害戦も、こう呼ばれますね。

 小塚がやっていた中長距離カテゴリーというのは、800メートルから5000メートルぐらいまで。学校によって違うかもしれませんが、取り立てて強豪高でもなく部員も多くないところでは、こんな感じなのでは。小塚は800・1500を専門にやってました。で、この800メートルと1500メートルがとっても楽しい。陸上はただ走るだけと思っちゃいけない! どの距離のレースにも駆け引きが存在するのですが、その駆け引きが一番面白いのは1500メートルだと思います。

 陸上競技は1500メートル以上になると、スタートからオープンコースになります。1レーンから8レーンまで分かれておらずに、いきなり皆がインコースに殺到します。1500メートルのポジション取りはホントに熾烈。肘撃ちあり、蹴飛ばしあり。スネや膝は生傷が絶えず、引っ掛けられて転倒なんてザラです。それを如何にかいくぐり、レース序盤にいい位置を取るか。これがまず面白い。

 で、ポジションが決まってもそこから先行グループの出入りがあります。トラックを約4周する間に、結構頭を使うものなのです。小塚は特に目立った選手ではありませんでしたから、何とか強豪選手に食らいつこうと、ペースや位置取りを考えたものです。これがとにかく楽しかった 陸上競技の醍醐味だと思います。ま、考えるだけ考えても、最終的には能力差が出てしまいましたが…。

 どうです? 陸上競技が競馬みたいに思えてきませんか? ただ、決定的に違うのは馬券が売っていないこと。ここは馬券を買った気分になって、応援する選手を見つけてみましょう。その選手が期待通りに勝ったら、●田さんみたいに「キター!」ってなるはずですよ!


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