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小倉10Rの小倉記念(3歳以上GIII・芝2000m)は、16番人気ダンスアジョイ(角田晃一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒3。ハナ差の2着に1番人気ホッコーパドゥシャが、クビ差の3着に9番人気クラウンプリンセスがそれぞれ入線。

ダンスアジョイは栗東・松永幹夫厩舎の8歳牡馬で、父ダンスインザダーク、母ナイルスター(母の父トニービン)。通算成績は38戦7勝となった。

☆アラカルト☆
・角田晃一騎手
重賞レースは、本年のシンザン記念をアントニオバローズで優勝して以来通算38勝目。小倉記念は1996年にヒシナタリーで優勝して以来2勝目。小倉競馬場の重賞レース優勝は7勝目となった。

・松永幹夫調教師
20回目の挑戦で嬉しい重賞レース初勝利となった。これまでは、本年のレッドディザイアでの桜花賞・オークスの2着が最高成績だった。騎手時代は小倉競馬場以外の9競馬場全てで重賞レースに優勝しており、今回の優勝で“全10場制覇”となった。

・8歳馬
同レースの8歳馬の優勝は初めて。今年8歳馬による重賞優勝は、中山記念のカンパニー、阪神牝馬Sのジョリーダンスに続き3勝目。

レース後のコメント
1着 ダンスアジョイ 角田晃一騎手
「いい状態でしたし、この馬の持ち味を生かそうと心掛けました。最初から外に出すつもりはなく、内を突こうと決めていました。何の不利もなく、うまく前が開いてくれましたね。何度もこの馬に乗せてもらっても、なかなか勝たせてあげられなかったので、いい結果が出て嬉しいですね。松永幹夫調教師にはお世話になっているので、重賞を勝ててよかったです。(サマージョッキーズシリーズについて)ボチボチ頑張りますよ(笑)」

松永幹夫調教師
「びっくりしましたね(笑) いい感じだとは思ったのですが、勝った瞬間は万歳してしまいましたよ。小回りがどうかなと思っていて、本当は新潟記念に行きたかったのですが、体調がよかったので賞金加算してくれないかと期待してここを使うことにしたんです。とにかく嬉しいの一言ですね。この後は無事なら使いたかった新潟記念を使う予定です。サマー2000のチャンピオンの可能性も出てきましたし、条件は確実に上向きますから楽しみですね。実は小倉だけジョッキーの頃に重賞を勝っていなくて、これで全10場(騎手と調教師で合わせて)完全制覇できたんですよ。調教師としてレースに馬を出すこと自体、簡単なことではないので本当に今日は嬉しいです」

3着 クラウンプリンセス 太宰啓介騎手
「抜けたときにちょっとフワッとしてしまったんです。最後まで併せ馬の形ならよかったんですが……。勝ちに行く競馬をして、スムーズに流れに乗れました。距離や折り合いは大丈夫です」

5着 エリモハリアー 佐藤哲三騎手
「来ているんだけどね。なんか馬がゴール板を知っていてそこまで走ればいいと思っているようなんです。気分よく外に出して気持ちよく走れれば衰えもないですし、やれると思います。今日はハンデもハンデでしたからね」

7着 シルバーブレイズ 小牧太騎手
「最後も伸びているんですけど、ちょっと外を回しすぎたかもしれません」

9着 ダイシンプラン 藤岡康太騎手
「いけると思ったんだけどなぁ。4コーナー手前で手応えが怪しくなってしまいました。もうちょっとバラける展開の方がよかったかもしれません」

10着 アンノルーチェ 松山弘平騎手
「行きっぷりのいい馬なのでジワッと押して行きました。そんなに他の馬と差はないですよ。(自身の初重賞騎乗について)緊張やプレッシャーはありませんでしたよ」

13着 ダイシングロウ 川田将雅騎手
「スムーズに運べました。4コーナーを回るときは勝てるかとも思ったんですけど……。いいときならもっと際どい勝負ができたはずですが……」


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