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なんと7月の中旬になってしまいましたが、今さらながら5月の万馬券を振り返ります。5月は大物も出ましたが、珍しくも誇れない記録が生まれています。まず、5月に出た100万超のレースと配当は以下の通りです。

5月 2日(土)京都・ 與杼特別   3連単714万1270円 (実況担当・檜川)
5月 9日(土)京都・ 1レース   3連単105万310円  (実況担当・中野)
5月 9日(土)新潟・ 2レース   3連単107万5020円 (実況担当・舩山)
5月10日(日)東京・NHKマイルC 3連単238万1660円 (実況担当・小林)
5月16日(土)東京・ 夏木立賞   3連単178万1180円 (実況担当・山本)
5月30日(土)中京・ 2レース   3連単183万7540円 (実況担当・檜川)
5月31日(日)東京・ 7レース   3連単402万6990円 (実況担当・白川)

 5月の月間MVPの発表です。選考委員会全員が檜川アナをMVPに推しました。2日に実況して出た714万馬券は今年の現時点での最高配当で、JRA歴代9位という高配当です。また、このレースでの1着馬の複勝は1万950円でJRA歴代4位という記録になりました。檜川アナは中京でも100万超の万馬券が出たレースを実況して文句なくMVPに輝きました。打率は良くないものの、昨年桜花賞や秋華賞などで見せた檜川アナのここ一番の爆発力は健在です。

 さて、5月はなんとも珍しい、残念な記録が生まれてしまいました。あれは17日(日)の京都競馬場でした。なんと第1レースから第6レースまで1つも万馬券が出なかったのです!6つのレースの3連単の払戻金のうち最高は8100円でした。決して各レースの頭数が少なかったというわけではありません。16頭立てが2鞍、障害戦もフルゲートの14頭立てでした。

 私の記録では、全レースで3連単が発売されている現状で、今年6つのレースを実況して1つも万馬券が出なかったというケースはありませんでした。ちなみに「6打数1安打」という記録もありません。全レースで3連単が発売され始めた昨年の夏からでもたぶんない『歴史的大記録』だと思います。この不名誉な大記録を達成してしまったアナウンサーは、誰あろう私小林でした。

 この記録についてはMVPの選考委員会でも話題となり、「悲しい。ありえないと思っていたことが現実となってしまった」「小林アナは気を抜いていたのでは?油断は禁物であると注意したい」「これは万馬券文化の発展を否定する許せない行為だ。彼は反省して、レース実況をこの後辞退すべきだった」などという厳しい意見が出ていました。私は選考委員会の後でコメントを求められ、「年間200安打のヤクルトの青木選手でもスランプがあり、今年は打率が低迷しています。私も後半にはリーディングを狙える位置につけられるよう頑張りますが、少し長い目で見ていただきたいですね」と話をした記憶があります。今後の夏競馬でなんとか盛り返したいと思っています。

 トータル成績では、順位にかなりの変動がありました。5月は40打数37安打と万馬券レースを実況しまくった小塚アナが8割5分3厘で一気にトップに立ちました。小塚アナは2月終了時点以来の首位返り咲きです。舩山アナが8割1分3厘で2位、3位が8割ちょうどの佐藤アナです。また、下位の顔ぶれも変わりました。驚くべきことに月間MVPの檜川アナが7割6分8厘で殿に転落してしまいました。どうも檜川アナはコンスタントに万馬券レースが実況できなかったようです。ブービーが7割7分5厘の山本アナで、差がなく木和田アナが7割7分5厘2毛。そして白川アナが7割7分7厘となっています。

 来週は6月の月間MVPを発表します。


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