お知らせ:

競馬実況web

晴、良馬場の川崎競馬場で行われた牝馬のダートグレード競走=第13回ホクトベガメモリアルスパーキングレディーカップ(JpnIII・1600m・1着賞金2500万円、13番トキノミスオース出走取消で12頭立て)は、単勝1.4倍の1番人気ラヴェリータ(岩田康誠騎乗)が人気に応えて1分39秒7で勝った。このレースを3歳馬が制したのは、2003年のレマーズガール以来6年ぶり。

 クィーンオブキネマが先手を取り、シスターエレキングは2番手に控える形に。その2頭を見るようにメイショウバトラー、ラヴェリータ、ベルモントプロテア、ヤマトマリオンが好位グループを形成して進んだ。直線では一旦はクィーンオブキネマが後続を振り切って逃げ込み態勢に入ったが、これを4番手から力強く伸びたラヴェリータがゴール前でキッチリと捉え、3/4馬身差をつけて勝った。クィーンオブキネマが粘って2着、4馬身離れた3着がメイショウバトラーで上位3着まではJRA勢が占めた。追い込んだベルモントプロテアがクビ差4着、5着がアンペアで、ヤマトマリオンは6着に終わっている。

 勝ったラヴェリータは父アンブライドルズソング、母Go Classic(その父ゴーンウエスト)という血統で、JRA栗東・松元茂樹調教師の管理馬。デビュー3戦目に初のダート戦で勝ち上がると500万特別戦もレコードで制してダート適性を見せ、最近2戦は昇竜ステークスを逃げ切り、関東オークスも5馬身差の圧勝と勢いに乗って挑んでいた。通算成績は9戦5勝で重賞は2勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ラヴェリータ (岩田康誠騎手)
「行こうと思っていたんですが、行き脚がつきませんでした。2100mを使った後だったので、押してもなかなか反応してくれませんでした。逃げ馬も楽をしていましたが、最後は力があるところを見せてくれましたね。勝つつもりで来ましたし、このまま勢いに乗って次につながるレースを、と思っていたんです。これからも応援をお願いします」

2着 クィーンオブキネマ (内田博幸騎手)
「内枠だったので、気持ち良く行かせました。道中も折り合いはつきましたし、負かそうと思って乗ったんですけど…並ぶ間も無くかわされてしまいました。相手が強かったです」

3着 メイショウバトラー (武豊騎手)
「道中はスムーズでしたが、3~4コーナーで手応えが悪くなってしまいました。自分から動きたかったんですけどね」

6着 ヤマトマリオン (幸英明騎手)
「ポジションは思った通りでした。この距離は忙しいですね。道中の追走に余裕がない分、伸び切れませんでした」

(取材:小塚歩)


お知らせ

お知らせ一覧