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上半期を締めくくる宝塚記念。ドリームジャーニーが久々のGIタイトルを手にした一方で、陣営から「勝って凱旋門賞へ」という声が聞かれたディープスカイが敗れ、凱旋門賞挑戦を断念。ブエナビスタと2頭での参戦を個人的には期待していただけに、少し残念でした。

 宝塚記念が終わり、日本ではこの先しばらくGIレースは中休み、ということになります。ただ、ブエナビスタが挑むであろう凱旋門賞に向けては、これからヨーロッパの芝中長距離戦線で見逃せないレースが次々と行われます。エクリプスS、パリ大賞典、キングジョージ、インターナショナルS、アイリッシュチャンピオンS、夏を越せばステップレースのニエル賞、ヴェルメイユ賞、フォワ賞…。今年はどんな馬が名乗りを挙げてくるのか、興味の沸くところです。

 いくつかのブックメーカーのサイトを見てみると、今のところ総じて人気が集まっているのは斤量有利な3歳馬。4戦無敗で英ダービーに挑んで2着、続く愛ダービーを5馬身差で圧勝したフェイムアンドグローリー、20年ぶりに英国クラシック2冠を達成したシーザスターズ、フランスオークスまで5戦5勝のスタセリタ…。シーザスターズは今週末のエクリプスS(G1・芝10ハロン7ヤード)で古馬と初対戦の予定ですから、ここである程度世代のレベルをチェック出来るかも知れません。

 気になったので、このエクリプスSの出走予定馬をレーシングポスト(アドレス:http://www.racingpost.co.uk、登録するといろいろ検索出来ます)で見てみると、迎え撃つ古馬陣も、去年英国セントレジャーとBCターフを連勝したコンデュイット、コンデュイットを今年5月のブリガディアジェラードS(GIII・10ハロン)で負かしている去年のイタリアダービー馬チマデトリオンフ、去年クイーンエリザベス2世Cを勝ったアーキペンコ、など好メンバー。今月末の"キングジョージ"へ向けても見逃せない一戦となりそうです。さらにここには出ていませんが、5月のロイヤルアスコット開催で行われた10ハロンのG1・プリンスオブウェールズSで1,2着のヴィジョンデタとタータンベアラーなどなど、今後の動向をチェックしておきたい馬は沢山います。

 まだまだ浅学なのですが、秋の本番をより楽しく見るためにも、今年の夏は海外の大レースにもより深く目を向けたいところですね。勿論、そんな強豪相手にブエナビスタが素晴らしいレースをロンシャンで見せてくれれば最高ですが…。まずは順調に夏を過ごして、無事に戦いの舞台に立ってくれればと思います。


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