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東京10Rの日本ダービー(3歳GI・芝2400m)は、2番人気ロジユニヴァース(横山典弘騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分33秒7。4馬身差の2着に5番人気リーチザクラウンが、アタマ差の3着に8番人気アントニオバローズがそれぞれ入線。

ロジユニヴァースは美浦・萩原清 厩舎の3歳牡馬で、父ネオユニヴァース、母アコースティクス(母の父Cape Cross)。通算成績は6戦5勝となった。

☆アラカルト

・皐月賞大敗馬の巻き返し
 ロジユニヴァースは前走の皐月賞で14着の大敗を喫した。今回は2番人気と人気を落としたが、巻き返してのダービー制覇。皐月賞二桁着順からのダービー制覇は、1986年のダイナガリバー以来23年ぶり8頭目のこと。

・親子制覇
 ロジユニヴァースの父ネオユニヴァースもダービーを優勝しており、親子ダービー制覇となった。これは父タニノギムレット(2002年)、仔ウオッカ(2007年)以来となる記録。

・横山典弘騎手、現役7人目となるダービージョッキーへ
 横山典弘騎手は15回目のダービー挑戦。これはダービー未勝利の現役騎手の中では蛯名正義騎手の17回に次ぐもの。これまでは、1990年のメジロライアン、2003年のゼンノロブロイ、2004年のハーツクライの2着が最高だったが、今回悲願のダービー制覇となった。これで現役JRA所属騎手の中でわずか6名しかいなかったダービージョッキーの仲間入りを果たした。

レース後のコメント
1着 ロジユニヴァース 横山典弘騎手
「勝つことができて凄く嬉しいんですが、馬の状態があまりよく感じられず、馬のことを信頼し切ることができず、馬に対して本当に申し訳なかったなと思いました。今年もダービーを勝つのはちょっと厳しいかと思っていただけに、今日は馬の底力に助けられました。競馬のセンスがいい馬だけにロスなく、リズムよく馬に負担をかけないように乗りましたが、長い直線を本当によく辛抱してくれました。厩舎のスタッフもよく頑張ってここまで仕上げてくれたと思います。今日勝てなくても、状態さえ戻れば大きいところを勝ってくれると信じていましたが、本当に今日は勝てるとは思いませんでした」

3着 アントニオバローズ 角田晃一騎手
「重から稍重ぐらいでやりたかったですね。マイルで勝っていますが、実際には長い距離がいい馬。怖がりで前に馬を置きたいが、条件戦だと行ってしまう。GIだと前に馬を置けるのでレースがしやすかったですね。ようやく走れる状態まで来て、これからもっと良くなる馬ですよ。夏を越したら、アントニオバローズはもっと強くなります」

4着 ナカヤマフェスタ 蛯名正義騎手
「頑張っているよ。でも、今日は走りづらそうでした」

5着 アプレザンレーヴ 内田博幸騎手
「イメージ通りに乗れました。馬場が少し緩いのを気にしていて、4コーナーで早めに外に出して行ったけど、手応えの割に伸びませんでした」

6着 シェーンヴァルト 北村友一騎手
「今日は落ち着いていて、すごくいい状態だった。3コーナーで馬の後ろに入れることができて息が入りました。直線は内を狙って、ジワジワ伸びてくれました。よく頑張っていますよ」

7着 ゴールデンチケット 川田将雅騎手
「スムーズにいい競馬ができました。この馬にとっては理想の馬場になってくれましたが、残り1ハロンで力尽きてしまいました。でも、よく頑張ってくれましたよ」

10着 ケイアイライジン 松岡正海騎手
「うまく乗れたし、馬も頑張ってくれました。直線に向いたときはいい感じだったけど、距離が少し長く感じた」

12着 アンライバルド 岩田康誠騎手
「返し馬の雰囲気もよく、スタートもまずまずだったけど、周りの馬と一緒に無理に前には行けなかった。3コーナーから下を気にし始めて、直線半ばで手応えがなくなってしまいました。今日は馬場が悪くて負けてしまいましたが、実力で負けたとは思っていません」


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