小塚歩アナ「入場曲に“遊び”を!」 [実況アナ!]
2009/05/26(火) 11:27


先日、大リーグ中継を見ていた時のこと。試合終盤にニューヨーク・ヤンキースがピンチを迎え、アナウンサーが「投手交代のようですね。誰が出るか…」と言いかけた、その瞬間。

ヤンキースタジアムにメタリカの「エンター・サンドマン」が流れ、場内は大歓声に包まれたのです。アナウンサーは続けました。

「この曲が流れるということは! そうです、守護神リベラがマウンドに向かいます!」

大リーグ史上2位の通算セーブ数を誇るヤンキースのクローザー、マリアノ・リベラ投手。彼が登板の際にBGMとするのが「エンター・サンドマン」。ファンは場内アナウンスより前に、この曲が流れることでリベラの登板を知り、歓声を上げるのです。

たびたびコラムにも書きますが、小塚はこういった出囃子の類が大好き。日本でもプロ野球の各球団で、選手が思い思いの曲で打席に立ったり、マウンドに上がったりします。日本で定着したのはここ10年ぐらいのものですが、観客席のファンにもだいぶ浸透してきました。流れる曲にあわせてコールしたり手拍子したりというのも当たり前になりましたね。野球の楽しみの一つとなった、のかな?

さて、競馬で出囃子といえば本馬場入場。

先週土曜(23日)の東京競馬場のメインレースはフリーウェイステークスでした。なんとこのレース、ただの特別戦なのですが、入場曲が松任谷由実の「中央フリーウェイ」でした。こういうの好きなんですよねえ~! 実況担当は小塚、これはテンションが上がりますねえ~! 残念ながらグリーンチャンネルでは放映されませんでしたが。

この『レース名にひっかけて入場曲を選曲』。去年の年初め、平場と特別の入場曲を一新されてからというもの、いわゆる『遊び』がなくなりました。どんなレースも一緒。これではショーアップ、盛り上げには繋がりませんよねえ。

かつてはたくさんありました。12月になるとさまざまな入場曲が本馬場入場を彩ったものです。サンタクロースハンデなら「サンタが街にやってきた」、カウントダウンステークスならヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」などなど。

いまでも覚えています、あれはディープインパクト引退の有馬記念当日。平場戦は全てジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」で登場、特別戦はワムの「ラスト・クリスマス」。あの日はちょうどクリスマスイブだったんですよね。小塚は実況を始めて半年、ただでさえ有馬記念でテンションが上がっているのに、入場曲のサプライズもあって、朝イチの実況でかなりハイになっていたなあ…。

フリーウェイステークスがいいきっかけ? になって、これからどんどん“遊び心あふれる”入場曲が流れるようになるといいんですが、ね。