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東京11Rの第14回NHKマイルカップ(GI・芝1600m)は10番人気の伏兵ジョーカプチーノ(藤岡康太騎手)が優勝、GI初制覇を飾った。道中は、スタートから飛ばずゲットフルマークスを離れた2番手で追走。3番手以下も大きく離れる展開の中、そのまま単独2番手で直線へ。坂下でゲットフルマークスを捉えて抜け出すと最後まで末脚衰えず、後続に2馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。勝ちタイムは1分32秒4(良)。

2着に5番人気レッドスパーダ、さらに2馬身差で3着に13番人気グランプリエンゼルが入り、3連単238万1660円の大波乱となった。1番人気ブレイクランアウトは中団から直線伸び切れず9着に敗退。2番人気アイアンルックも8着と振るわなかった。

ジョーカプチーノは栗東・中竹和也厩舎の3歳牡馬で、父マンハッタンカフェ、母ジョープシケ(母の父フサイチコンコルド)。通算9戦4勝。

~レース後のコメント~
1着 ジョーカプチーノ(藤岡康騎手)
「もの凄く嬉しいです。今日はポジションはどこでも気にせず、折り合いをつけることに専念しました。ゲットフルマークスが前に行って2番手につける形になり、多少ハミを噛んだ場面はありましたが、馬が成長して折り合いはしっかりとつけることが出来ました。最後の直線はもう夢中で馬を追っていました。どのポジションからでもいい脚が使える素晴らしい馬ですね。このまま成長して欲しいです」

2着 レッドスパーダ(横山典騎手)
「熱発明けで色々と言われていたけど、状態もよかったし、よく頑張りましたよ。これからの馬だからね」

3着 グランプリエンゼル(内田博騎手)
「自分のペースで行けたし、後ろから来なかったからね。馬を褒めてやってよ」

5着 フィフスペトル(安藤勝騎手)
「今日は思ったほど馬が前に行きませんでした。馬が止まってしまったわけではないんですけどね。ペースは速くないと思ったのですが、速い時計でしたね。結果、前へ行った馬が残ることになってしまいました」

6着 ワンカラット(藤岡佑騎手)
「スタートがすべて。状態は本当に良かった。ただ、その状態の良さに比例してテンションも上がっていたけど、ギリギリ我慢してくれると思っていた。後は位置取りの差だね。最後は来ているし、スタートさえ決めていれば…。マイルも問題ないし、この路線でもやっていける」

8着 アイアンルック(小牧騎手)
「4コーナー回って直線に向くところで内からカットされるような不利があったね。あれで怯んでしまった。今までああいう厳しいレースをしていなかったしね。力があればそんな不利でも問題なかったと思うけど…」

(橋口師)
「う~ん、痛かったね。これでダービーも厳しいでしょ…。こうなったらリーチザクラウンで逃げ切るしかないか…」

9着 ブレイクランアウト(武豊騎手)
「まさかの結果だね。手応えも良かったし…。全然力を出し切っていないなぁ…。ここは本当に狙っていたレースだったのに…」

~アラカルト~
●レースレコード
勝ちタイムの1分32秒4は、04年キングカメハメハの1分32秒5を上回るレースレコード。

●藤岡康太騎手
JRA・GIは08年秋華賞以来2度目の騎乗で、嬉しいJRA・GI初勝利。JRA重賞はジョーカプチーノで挙げた本年のファルコンSに続き通算2勝目。

●中竹和也調教師
JRA・GI初勝利。JRA重賞はジョーカプチーノで挙げた本年のファルコンSに続き通算2勝目。

●マンハッタンカフェ産駒
マンハッタンカフェ産駒のJRA・GI勝利は初。JRA重賞は通算10勝目。


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