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雨、重馬場の船橋競馬場で行われたダートグレード競走・第21回かしわ記念(JpnI・1600m・1着賞金6000万円)は、2番人気のエスポワールシチー(佐藤哲三騎乗)がマーチステークスに続く連勝で初のJpnI制覇を飾った。勝ちタイムは1分35秒9。

 大外枠からアジュディミツオーが先手を奪い、フェラーリピサがすぐ後ろでマーク。フリオーソ、ゼンノパルテノン、カネヒキリが先団を形成してエスポワールシチーは中団に控える形になった。3コーナーでフェラーリピサが動いて4コーナーで先頭に立つと、連れてカネヒキリ、エスポワールシチーが仕掛けて直線へ。直線では抜け出しを図ったフェラーリピサをエスポワールシチーがかわして先頭に躍り出ると、外に持ち出して追い込んだカネヒキリを3/4馬身抑えて勝った。カネヒキリは2着で史上初のGI(JpnI)8勝目はならず、1馬身差の3着がフェラーリピサ、4着はボンネビルレコードでJRA勢が上位を独占した。地元期待のフリオーソは5着、三浦皇成騎手とのコンビで挑んだアジュディミツオーは8着に敗れている。

 勝ったエスポワールシチーは父ゴールドアリュール、母エミネントシチー(その父ブライアンズタイム)という血統の4歳牡馬で、JRA栗東・安達昭夫調教師の管理馬。初勝利こそ芝で挙げたが、500万からダートで一気の4連勝でオープンまで上がり、明けて4歳で初の重賞挑戦となった平安ステークスで2着、初のGIとなったフェブラリーステークスでも逃げて4着と健闘。前回のマーチステークスは2番手から抜け出す形で初重賞制覇を飾り、今回は中団に控えて差し切る競馬でJpnIのタイトルを手にした。通算成績は15戦7勝で重賞は2勝目。

※船橋競馬のウェブサイトによると、このレースの売得金は7億3542万3600円で、船橋競馬の1レースあたりの売得金レコードを更新した。これまでのレコードは、ストロングブラッドが勝った2005年のかしわ記念で6億3230万1200円。


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