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京都10Rの第139回天皇賞・春(GI・芝3200m)は12番人気の伏兵マイネルキッツ(松岡正海騎手)が優勝、重賞初制覇をGIで飾った。道中中団で折り合い、動いたのは2周目3コーナー手前。スクリーンヒーロー、アサクサキングスの人気両頭が外から上がっていくとそれに合わせて徐々にポジションを上げ、坂の下りで内から絶好位へ。そしてその勢いのまま直線最内をついて早め先頭。最後は外からアルナスラインに迫られるともうひと伸びして押し切った。勝ちタイムは3分14秒4(良)。クビ差2着に4番人気アルナスライン、さらに1馬身3/4差で3着に5番人気ドリームジャーニーが入った。1番人気アサクサキングスは9着、2番人気スクリーンヒーローは14着にそれぞれ敗れた。

マイネルキッツは美浦・国枝栄厩舎の6歳牡馬で、父チーフベアハート、母タカラカンナ(母の父サツカーボーイ)。通算29戦6勝。

~レース後のコメント~
1着 マイネルキッツ(松岡騎手)
「初の3200mでしたが、私から陣営にお願いして使ってもらっただけに嬉しいですね。今日は返し馬から気配が良かったですね。並ぶとしぶとい、いい形になりました。状態が良かったということもあるのでしょう。とにかくいいリズムで競馬が出来ました」

(国枝師)
「素直に嬉しいですね。レースは嘘みたいにスムースに運べてロスもなかったし、1周目のスタンド前でもしかしたらと思ったんです。今まで栗東を使わせてもらって中々結果が出せなかったのですが、やっと結果が出せて良かったですね。松岡君も本当にうまく乗ってくれました。次は宝塚記念ですね。出来れば宝塚もこういう形(早めに栗東に入れて)で行きたいと思います。チャレンジャーの気持ちで戦いたいですね」

2着 アルナスライン(蛯名騎手)
「スムースに流れに乗れたのですが…仕方ないですね」

3着 ドリームジャーニー(池添騎手)
「とにかく馬とケンカしないように注意しました。リラックスして向正面まで我慢したのですが、そこからハミを噛んでしまいました。でも決して得意でない距離で頑張ってくれました。巻き返して欲しいですね」

4着 サンライズマックス(福永騎手)
「先行馬が思ったより早く下がってきましたね。それを捌くのに少し苦労しました。道中は少し掛かり気味ではありましたが、長い距離には適性があるんでしょうね。内枠でしたからこの乗り方しかないでしょう。でもいきなりこのメンバーでこれだけのレースが出来ましたから、よくやってくれましたよ」

5着 ジャガーメイル(安藤勝騎手)
「3コーナーから4コーナーでは届くと思いました。道中力みはありませんでしたが伸びませんでしたね。雰囲気の割に伸びませんでした」

7着 ヒカルカザブエ(秋山騎手)
「まだまだこれからですよ。キャリアも浅いですし、これから良くなってくると思います」

9着 アサクサキングス(四位騎手)
「この馬のリズムで走れたし、少しずつポジションもうまく上げて行けたんだけど…。4コーナーでもう手応えがありませんでした。両端にいた2頭と手応えが違い過ぎました。去年のメンバーよりも楽になっているはずだし期待していたんだけど…。もしかしたらあの道悪で走った阪神大賞典の影響があったのかもしれません。残念です。次は何とか巻き返したいと思います。すいませんでした」

12着 モンテクリスエス(武豊騎手)
「2周目の下りでついて行けなくなりました。前にドリームジャーニーがいたのでそれについて行きたかったんですけどね。ちょっと分かりません」

15着 ホクトスルタン(小牧騎手)
「行くつもりはなかったんだけど、逃げると思っていた馬が控えたからね。ただ、途中で他の馬に来られた時にリズムが崩れてしまいました」


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