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中京11Rの高松宮記念(4歳以上GI・芝1200m)は、3番人気ローレルゲレイロ(藤田伸二騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分08秒0。半馬身差の2着に1番人気スリープレスナイトが、1馬身1/4差の3着に15番人気ソルジャーズソングがそれぞれ入線。

ローレルゲレイロは栗東・昆貢厩舎の5歳牡馬で、父キングヘイロー、母ビッグテンビー(母の父テンビー)。通算成績は23戦4勝となった。

●アラカルト

・父子制覇
 ローレルゲレイロの父キングヘイロー自身も、2000年に本競走を制しており、レース史上初となる父子制覇を達成した。くしくも馬番も同じ13番枠だった。なお、スプリントGIとしては父サクラバクシンオー(スプリンターズS)と子ショウナンカンプ(高松宮記念)に次いで、2例目となる。

・5歳馬の優勝
 5歳馬による本競走制覇は、2007年のスズカフェニックス、2008年のファイングレインに続き3年連続。GI昇格後では今回を含めた14回で8頭目となり、他の年齢を圧倒する成績を残している。

・藤田伸二騎手、単独トップの高松宮記念3勝目
 藤田伸二騎手の高松宮記念騎乗は、今回が8回目。これまで1999年にマサラッキで、2002年にショウナンカンプで本競走を制しており、今回が3勝目となるが、これは柴田善臣騎手、武豊騎手の2勝を引き離し単独トップの記録となった。

・デビュー以来、19年連続のJRA重賞勝利
 藤田伸二騎手はこれで1991年のデビュー以来、19年連続で重賞勝利を達成したことになる。この記録は武豊騎手の23年連続(1987年~2009年)に次ぐ記録である。

・昆貢調教師、GI3勝目
 昆貢調教師は、昨年ディープスカイで制したNHKマイルC、日本ダービーに続いて、これでGI3勝目となった。

・今年も阪急杯組が好走
 ローレルゲレイロは前走阪急杯に出走して2着になっていたが、阪急杯が3月に行われるようになった2000年以降、これで10年連続で前走が阪急杯だった馬が連対を果たしたことになる。


レース後のコメント
1着 ローレルゲレイロ 藤田伸二騎手
「スタート後、前にジョイフルハートがいて気になったけど、それを交わして行き切れたのが大きかったね。最後はスリープレスナイトに一回交わされて、ダメかと思ったけど、また差し返してくれて嬉しかったよ」

2着 スリープレスナイト 上村洋行騎手
「レースは完璧だった。最後も半馬身ぐらい抜けての勝ちパターンの競馬だった。ただ、残り100mというところで急に止まってしまった。負けたけどGI馬の地力は見せられたかと思います」

4着 トウショウカレッジ 内田博幸騎手
「もう少し流れてくれれば……。最後も伸びてきているだけに残念です」

10着 キンシャサノキセキ 岩田康誠騎手
「ペースが落ち着きすぎて、押し出されるような形になった。馬の後ろで我慢させるような競馬がしたかったんだけど……。調子は悪くなかったし、もう少し流れてくれればよかったね」

16着 ビービーガルダン 武幸四郎騎手
「レース前はすごくいい雰囲気だったけど……。道中は気合をつけ通しで、左回りも初めてだったし、外へ外へ膨れてしまったね」


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