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先週、京都出張から新幹線で東京駅に帰って来た時の事。山手線に乗り換えようとホームへ上がったら、ホームの柱に「駆け込み乗車防止実験のため、来週からこのホームの発車メロディを短くします」というお知らせが貼ってありました。

 数日後、また東京駅で山手線に乗ったら、聞き慣れたワンコーラス7秒くらいの発車メロディが、3秒くらいのチャイムに変わっていました。確かに発車メロディが短くなれば、発車までの時間も短くなる訳ですから、急ごうという心理を抑える効果もあるかも知れません。駆け込みを減らすために「利用する人々の心を落ち着かせたい」という意図で作られたはずの発車メロディを短くするとは。鉄道会社も駆け込み乗車防止に相当苦慮しているのかな、と感じました。

 しかし、自分を含め鉄道利用者にも「駆け込みがいかに危ないか」を知ることが求められているような気がします。個人的には駆け込み乗車は、青の点滅も終わって、赤になった横断歩道を走って渡るくらい危険だと思えてなりません。実際、それで痛い思いをしたからです。

 学生時代の事。東京に来ていた親と待ち合わせをしていて、その途中で発車間際の山手線に乗ろうと勢いよく電車に駆け込んだら、ドアの上の部分に頭を強打し、はずみで背中を打ちながら車内に倒れこんでしまったのです。ドアが閉まった後、同じ車内にいた人々の「あいつ何やってるんだ?」と言いたいような冷たい視線は今も忘れられません。
 結局背中は痛い、額に大きなたんこぶも出来て痛い。親には「バカだねぇ~」と呆れられてと、散々な思いをする羽目になってしまいました。打ち所が悪かったら…と想像するとぞっとします。

 以来、発車間際の電車を見て「急ごう」と思うと、あの痛い記憶が蘇って来てしまうのです。今は発車間際の電車を見ても「5分も待てば次が来るし」と待つようになりました。そういう意味では、駆け込み乗車の危なさを痛みで思い知れて良かったのかも知れません。

 …無理な駆け込みは、電車の発車を遅らせてしまいますし、僕のように痛い思いをすることもあります。皆さん、駆け込み乗車は危険ですからやめましょうね!!


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