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JRAでは今日6日(火)、2008年度JRA賞馬事文化賞選考委員会が開かれ、亀和田武(かめわだ・たけし)氏の「どうして僕はきょうも競馬場に」が馬事文化賞に選ばれた。

 亀和田武氏は1949年生まれ、栃木県出身、成蹊大学文学部卒。漫画雑誌の編集などを経て、SF短編集「まだ地上的な天使」で作家デビューした。
 受賞作「どうして僕はきょうも競馬場に」は、旅と競馬を愛するすべての人に捧げる全54話の草競馬探訪記。「そこでしか味わえないロマンを求めて競馬の旅は続く」と、国内だけでなく海外の競馬場にも足を延ばし、それぞれの競馬場が持つ雰囲気、競馬場周辺の情景、さらにその裏街道をも描いている。

 賞の選考にあたっては、2007年11月から2008年10月までに出版・企画・開催された馬に対する文化作品について、個々に内容を検討のうえ、昨年12月の第1回選考委員会で最終候補として選ばれた4作品が今日の第2回選考委員会に諮られた。
 第2回選考委員会では、9年間にわたって地方、中央を問わず様々な競馬場を巡り、庶民的な感覚で競馬場だけでなく競馬周辺の人間模様についても描いた点が評価された。

 なお、選考では受賞には至らなかったものの、佐々部清監督の映画「三本木農業高校、馬術部~盲目の馬と少女の実話~」も高い評価を得た。

<受賞者・亀和田武氏の談話>
「突然のことで驚いています。地方競馬場をはじめ、全国の競馬場へ向かう旅のことを書いてきました。競馬場があるおかげで今の自分があります。このような賞を受賞できて、大変光栄に思います」

(JRA報道室発表による)


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