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大井競馬場(晴 良)で行われた2歳女王決定戦、第32回東京2歳優駿牝馬(ダート1600m)は、ホッカイドウ競馬からの転入初戦となったネフェルメモリー(船橋)が1番人気に応え、逃げて突き放す強い競馬を見せて圧勝した。

ツインダイヤが出遅れて後方から。ネフェルメモリーがスッとハナを奪い、シアワセノレシピ、クラフィンライデン、レディカサロスと隊列が続く。フレンチマリーとピーチフィズは好位、ツインダイヤは後方から。ローレル賞を勝ったヴィクトリーパールは最後方待機。勝負どころでもネフェルメモリーの逃げ脚は衰えず、早めに2番手に上がってクラフィンライデンが迫るが、最後は逆にこれを突き放して4馬身の差をつけてゴールに飛び込んだ。

勝ちタイム1分41秒8、勝利騎手は大井・戸崎圭太。

11番人気のクラフィンライデン(川崎)が2着、3着は7番人気エロージュ(船橋)。3番人気ピーチフィズ(大井)は10着。

ネフェルメモリーは父アジュディケーティング、母ケイアイメモリー(母の父フォーティナイナー)の牝2歳鹿毛馬、船橋・川島正行厩舎の管理馬。ホッカイドウ競馬でデビューし、3戦3勝で重賞の栄冠賞を勝った。JRAの芝レースに挑戦して8着となるが、その後はフローラルカップを制して道営では4戦4勝とし、船橋に移籍。これが移籍初戦だった。通賛成績6戦5勝、重賞は3勝目。

<レース後のコメント>
1着 ネフェルメモリー(戸崎圭太騎手)
「一番人気に応えられて嬉しいです。スタートからとにかくスピードが違って、手応えもよく、不安はありませんでした。今日は本当に乗っているだけでした。これからもいい結果が残せると思います。(自身の一年の成績について)関係者の方々にいい馬に乗せて頂き、ファンの皆さんに応援してもらったおかげです。来年も応援よろしくお願いします」

(川島正行調教師)
「道営時代からこの馬を見ていて、能力があると思っていました。転入当時はやんちゃでしたがだんだん落ち着いてきましたね。調整もうまく進みましたし、ここでは力が上だと思っていました。他を行かせて2番手、と考えていましたが、他馬の行きっぷりが良くなくてハナに。道中は安心して見ていられました。来年は牡馬とも対戦することになるでしょうから、そのつもりでこれから鍛えていきます」

2着 クラフィンライデン(山田信大騎手)
「距離を心配していましたが、もちましたね。最後は苦しくなってササっていましたが…。番手の競馬でも大丈夫でした」

3着 エロージュ(五十嵐冬樹騎手)
「砂を被らずにスムーズな競馬ができました。3コーナーぐらいで下がるような感じがありましたが、しぶとく粘ってくれましたね。掛かると聞いていましたが折り合いもつきましたし。まだまだ良くなると思いますよ」

10着 ピーチフィズ(和田譲治騎手)
「ペースはよかったのですが、道中フワフワして、ハミを取りませんでした」

(取材:小塚歩)


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