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不良馬場の川崎競馬場で行われた2歳馬のダートグレード競走・第59回全日本2歳優駿(JpnI・1600m・1着賞金3500万円・出走12頭)は、1番人気スーニ(内田博幸騎乗)が人気に応え2歳ダート王の座についた。勝ちタイムは1分40秒5。

 チョットゴメンナが先手を奪い、リスペクトキャット、ヴァルダマーナが2,3番手で追走。スーニはその直後4番手で進み、3コーナー付近から仕掛けて直線入り口でチョットゴメンナを楽々かわすとあとは突き放す一方。最後は後続に5馬身差をつける圧勝で無傷の4連勝を達成した。
 中団から渋太く脚を伸ばした8番人気ナサニエル(北海道)が2着に健闘し、1馬身半差の3着が3番人気ナイキハイグレード(船橋)だった。2番人気のメトロノースは4着、5着にモエレエターナルが入り、三浦皇成騎手が騎乗したリスペクトキャットは7着、スズカワグナーは8着に終わった。人気薄のナサニエルが2着に入って払戻しは馬連でも万馬券、3連単は9万円を超える高配当となった。

 勝ったスーニは父がデヒアの直仔Soto、母Enabru(その父Roanoke)という血統の牡馬で、JRA栗東・吉田直弘調教師の管理馬。10月12日の新馬戦で2着に7馬身差をつけて圧勝した後、2戦目の500万条件戦(東京ダート1300m)もレコードタイムで快勝。続く兵庫ジュニアグランプリ(JpnIII)でも単勝1.1倍の圧倒的人気に応え3戦3勝でこのレースに挑んでいた。通算成績は4戦4勝で重賞は2勝目。

<払戻し>
単勝  12       170円
馬連  7-12   10790円
馬単  12→7   15280円
3連複 6-7-12 16250円
3連単 12→7→6 90570円


★レース後の関係者のコメント

1着スーニ 内田博幸騎手
「大外枠だったし、無理にハナに行くつもりはありませんでした。4番手で丁度良い位置でしたね。前走で少しもたついたので、今日は向正面で少し気合いをつけました。そうしたら反応し過ぎてしまったのですが、無理に抑えて馬と喧嘩しても仕方ないので、そのまま馬任せで行かせました。
 今日は反応が良過ぎましたが、遊び遊び走るところもありますし、距離が伸びても平気でしょう。

 まだまだ強くなりそうですし、これからも応援してください」


2着ナサニエル 服部茂史騎手
「他が速くて位置が悪くなりましたが、下手に追いかけるよりも結果的には良い位置取りでしたね。馬に教えてもらった感じです。
 終いの脚は凄く良かったのですが、もし乾いた馬場だったら、もしかしてもっとやれたかもしれません。良いレースが出来ました」


3着ナイキハイグレード 戸崎騎手
「左回りも問題ありませんし、今日は追い掛けた分だけ3着でした。距離が伸びて更に良さが出そうですよ」

4着メトロノース ルメール騎手
「ゲートで立ち上がってしまい、ジャンプする様な感じのスタートになってしまいました。それが大きかったですね」


(取材:舩山陽司)


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