お知らせ:

競馬実況web

京都11Rの第25回マイルチャンピオンシップ(GI・芝1600m)は4番人気ブルーメンブラット(吉田豊騎手)が優勝、前走・府中牝馬Sに続く重賞連勝でGI初制覇を飾った。道中は中団後方の内々に控え、直線もそのまま内へ。馬群の狭いところを割って脚を伸ばすと残り100mで抜け出し、外から追い込んだ1番人気スーパーホーネットを3/4馬身退けた。勝ちタイムは1分32秒6(良)。さらに3/4馬身差で3着に10番人気ファイングレインが入った。

ブルーメンブラットは栗東・石坂正厩舎の5歳牝馬で、父アドマイヤベガ、母マイワイルドフラワー(母の父Topsider)。通算24戦8勝で、重賞は08年府中牝馬ステークス(GIII)に続く2勝目。

~レース後のコメント~
1着 ブルーメンブラット(吉田豊騎手)
「力があることは分かっていましたし、枠順もよかったので期待していました。スタートはうまく出られたので道中は折り合いに専念出来ました。うまく真ん中から外に出せればいいなと思っていたのですが、ずっと内ラチ沿いを走っていたので内の狭いところを突きました。ただ馬は根性があって、馬群を割ってよく伸びてくれました。切れ味なら十分GIでも通用すると思っていましたし、久々にGIを勝てて嬉しいですね」

(石坂師)
「思い切ったレースをして欲しいと思っていましたが、その通りのレースをしてくれました。直線伸びるのは分かっていましたが、最後もうひと伸びした時には声が出ましたね。普段は可愛い女の子ですが、競馬では馬込みも怯まないし、根性もあります。今日はGIだし、これまでで1番きついハードな稽古をしましたが、それでいてプラス10キロ。パワーアップの証ですね。このレースが最大目標だったので次のことはまだ考えられません」

2着 スーパーホーネット(藤岡佑騎手)
「1度は前に出たんですけどねぇ。ゲートでも馬は落ち着いていたし、後ろからジワッとうまく追い上げられました。うまく外に出せて4コーナーで追い出して、これで負けたらしょうがないと思っていました。もうちょっと内枠だったら違ったかもしれません。でも外からでも強い競馬をしてくれましたし、仕方ありません。これで終わりじゃないですし、また頑張ります」

(矢作師)
「出来ればもう少し内枠が欲しかったですね。でも正攻法で行った結果ですから仕方ありません。人間が硬くなっているのを馬に気づかれてしまったのかもしれませんね。ただ落ち込んでばかりもいられません。次は香港でGIを取ります。悔しいですが馬はよく走ってくれました」

3着 ファイングレイン(幸英明騎手)
「折り合いも思ったよりつきましたし、うまく流れに乗って運べました。もうちょっとでしたね。ただマイルにもメドは立ちましたし、次につながるレースは出来ましたよ」

5着 ローレルゲレイロ(四位騎手)
「行ってもよかったんですが、行く馬がいたので控える形になりました。折り合いもついてよく伸びているんですが、もうワンパンチあればいいんですけどね」

9着 ラーイズアトーニー(キャラハン騎手)
「日本の馬のスピードが一枚上手でした。この馬の力は出し切れたと思うので、悔いはありません」

13着 キストゥヘヴン(藤田騎手)
「東京の時(府中牝馬S)に比べると馬が大人しかった。ガツンと来る感じがなかった」


お知らせ

お知らせ一覧