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東大付属牧場で種牡馬として供用されていたヒシアケボノが今日19日(水)、病気のためJRA競走馬総合研究所で亡くなった。
 ヒシアケボノは1か月前から体調を崩して治療を受けており、17日に検査のためJRA競走馬総合研究所に移送されていたところだったという。

<現役時に管理していた佐山優調教師のコメント>
「体が大きな馬でしたが、気持ちが優しくて、とても可愛い目をした馬でした。体も丈夫で手のかからない本当に可愛い馬でした。アメリカの1歳馬のセールではじめて見たときから体が大きく、とても目立っていたことを思い出します。亡くなったのは突然で驚きましたが、重賞に手が届くまでいろいろとあり、思い出すことがたくさんあります。ご冥福をお祈りします」

(JRA発表による)

 ヒシアケボノは父Woodman、母Mysteries(その父Phydilla)という血統のアメリカ産馬。4歳(当時)夏に芝1200mの未勝利戦から4連勝でオープン入りし、初重賞挑戦の京王杯オータムハンデ(GIII)で3着と善戦した。その後スワンステークス(GII)を当時のレコードで制し、12月のスプリンターズステークスで1番人気に応え見事GIホースとなり、1995年のJRA賞最優秀短距離馬に選出された。しかしそれ以降は勝ち星に手が届かず、1997年のスプリンターズステークス(9着)を最後に引退した。通算成績は30戦6勝(うち地方1戦未勝利)、獲得賞金は3億2426万2000円。

 引退後は千葉県のJBBA(日本軽種馬協会)下総種馬場で種牡馬生活を送っていたが、昨年夏に茨城県の東大付属牧場に移っていた。


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