先日行なわれた「第2回ジョッキーマスターズ」河内洋調教師が2連覇を達成しましたがいい企画ですね。西浦調教師が誘導馬に乗ったり、小島太調教師がスターター役をする等、遊びの面も多く取り入れられ思わず笑ってしまうようなシーンがありファンの方も大いに楽しまれた事でしょう。
レースが行なわれた日曜日、2レースの前に検量室前に行くと、なんと河内調教師がいるではありませんか。何かあって棄権かなと思い「あれ、今日は東京じゃないのですか?」と聞くと「このレースを見届けてから移動しますよ」の返事、余裕ですよね。
その2レースの出走馬は断然の一番人気、これは確勝ムードだなと思い馬単で3点買うと、きっちり外した馬が2着に入りいつもの様に私の勝負弱さをみんなに見せてしまいました。
それにしてもジョッキーさんの体力は凄いですね。レースを終えるとかなりの汗をかいていますが、楽に乗っている様に見えます。
しかしジョッキーマスターズを見ていると、普段の訓練が無いと簡単には乗れないものだという事を改めて感じさせられます。馬を追うという事は自分で走っているのと同じ位の体力が必要なんですね。
ジョッキーを引退しても、普段調教に乗っている人はあまり苦労が無いかもしれませんが、調教に乗っていない南井調教師は騎乗が決まってから4キロから5キロ体重を減らし、調教にも乗って感覚と体力をつけたとか。それでも足が痛いとか息が持たないなんて言っていました。
レース当日、南井厩舎の調教助手さんに、調教師の仕上がりはどうだったですか?と聞きますと、「最終調整で馬は楽に走っていたけれど、乗っている人間は息を切らしていたよ。」と笑っていました。
改めて騎乗の大変さを認識した一日となりましたが、これからも続けて欲しいジョッキーマスターズ、一度生でレースを見てみたいものです。
(藤田直樹)
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