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レースを終えたヴァーミリアン

11月3日、園田競馬場で「第8回JBCクラシック」(GI、ダート1870メートル・12頭)が行われ、武豊騎手騎乗で1番人気のヴァーミリアン(牡6歳、栗東・石坂厩舎)がゴール前でサクセスブロッケンをきっちり捕らえ、1分56秒7のレコードタイムで連覇を達成した。

ドバイワールドC以来の実戦となったヴァーミリアンだが逃げる3歳馬サクセスブロッケンと直線の追い比べを制して現役ダート最強を証明した。これで国内ダートは7連勝、国内敵なしとなった。

ヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス、牡6歳。栗東・石坂厩舎管理馬で、GIはこれまでに川崎記念、2007年JBCクラシック、ジャパンCダート、東京大賞典、フェブラリーSに続き6勝目。鞍上の武豊騎手は2005年タイムパラドックス、2007年ヴァーミリアンに続きJBCクラシック3勝目。

レース後のコメント

1着ヴァーミリアン(武豊騎手)
「返し馬の感触で久々ですがスタッフが万全の仕上げをしてくれたという、いい感じを持ってレースに臨みました、着差はクビでいすがそれ以上の完勝です。でも久々で小回りコースということで決してこの馬向きの条件では無かったので正直不安もありました。でも乗り役の指示にしっかりしたがってくれる乗り易い馬で、いいスタートも切れて出たなりのレース、マイペースの追走からいい手応えでどこで仕掛けていこうかと思っていました。外に出したらこちらのゴーサインに良く応えてくれました。最後は際どかったんですが、今日は勝ったことがすぐわかりました(笑)(2日の天皇賞を受けて)」

(石坂調教師)
「まだ衰えるという感じでは無いと思っていましたが、それを確認できて良かったです。この後はJCダートを目指します。」

2着サクセスブロッケン(横山典弘騎手)
「スタートが痛かったね、滑ってしまいました。(ヴァーミリアンと)2kg差あるので負けないと思っていたけど・・・こんな不利があったのにここまで来るんだから大した馬だけど、負けたくなかった。」

3着メイショウトウコン(藤田騎手)
「出遅れじゃなくてゲートを出ないんだよ。最近ずっと・・・馬の出来は絶好だったし一発狙ってたんだけど、あのスタートじゃどうにもならないね。それであそこまで来るんだからすごく残念です。とにかくゲートに尽きます」

4着フリオーソ(戸崎騎手)
「走りそのものはいつもと変りません。ペースそのものはこの馬にいい具合に流れてくれましたからね。直線の反応も悪くありませんでした。ただ出負けしたのと外から被せられたところがあったのが痛かったですね。」

5着フィールドルージュ(岩田騎手)
「行き脚がつかなかった、離れていく一方でした。」

6着ボンネビルレコード(内田博幸騎手)
「こういった特殊な馬場ですからね、一度経験したら違うと思います。」

取材:檜川彰人・大関 隼


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