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まさに快晴!!

10月16日(木)、いつまで続くのかと不安になるくらいの秋の長雨が突然終わり、抜ける様な青空が広がった。どこを見ても雲ひとつなく、まさに快晴。無意味に駆け出したくなるくらい、清々しいお天気となった。

 この日、千葉県白井市にあるJRA競馬学校で、騎手過程25期生による「公開模擬レース」が行われた。
 模擬レースは、翌年3月に騎手としてデビューする予定の競馬学校騎手過程の3年生が、より実戦に近い形で行う訓練。秋の公開模擬レースで初めて経験し、何度も訓練を積みつつ、3月に向けて急ピッチに卵は騎手へと姿を変えていく。

 今年の3年生=騎手過程25期生は、國分恭介くん、國分優作くんの双子と、小野寺祐太くん、松山弘平くん、丸山元気くんの5人。
 OBの吉田隼人騎手・田中博康騎手・石橋脩騎手を迎えて、8人で公開模擬レースが行われた。



マイクと資料と双眼鏡

実況および司会進行は、おなじみの白川次郎アナウンサーに加え、今年は助っ人で舩山も加わり、2名体制。白川節を間近で見ながら、少しだけ緊張しつつレースにイベントに参加した。


カビー君も来場!

公開模擬レースは、その名の通り、一般の競馬ファンに公開されるもの。競馬学校ではより多くのファンに親しんでもらおうと、レース終了後にジョッキートークショーをしたり、梨をはじめとする地元の農産物を販売したりと、賑やかなイベントを今年から始めた。最寄りの西白井駅からのシャトルバスも運行し、約500人のファンが競馬学校に詰め掛けた。

 競馬学校とは「一流アスリートを育てる」と言う共通の目的から友好関係にある北海道日本ハムファイターズ・鎌ヶ谷ファイターズタウンのキャラクター、カビー君も来場し、場内を元気欲走り回っていた。家族連れも多かったので、これには子供達も大喜びだった。


白井グランプリ優勝の小野寺くん

さて、模擬レースは3レース。1レース「白井オータムダッシュ」、2レース「白井スプリントカップ」はダート1000mで4頭立て。そして、メインレースの3レースは「白井グランプリ」はダート1700m8頭立てで行われた。
 
 白井グランプリはマルブツクロフネに騎乗した田中博康騎手が後続を離して逃げ、コンタクトシチーの丸山元気くんが2番手、メイショウモリゾーの石橋修騎手、タムロブライアンの小野寺裕太くん、オーセシボンの國分優作くんが続き、スマートシガーの國分恭介くん、ステイパシフィックの吉田隼人騎手、グラスポジションの松山弘平くんが後方を進む展開。
 ゴール寸前まで田中博康騎手が粘り、あわや逃げ切りか!?空気読まんかい!!と思われたところ、小野寺裕太くんが僅かに差し切って優勝した。3着は國分優作くん。

 その後、白井グランプリの表彰式が行われ、地元、白井市商工会などからの表彰があり、インタビュー。そして、トークショーと雪崩れ込んだ。


出番を待つ25期生

現役騎手と蓑田教官のトークショーの後は、騎手過程25期生の自己紹介。ステージを囲んだ多くのファンからの温かい眼差しと拍手に包まれながら、生徒達はマイクを強く握り締め、自分を強くアピールしていた。


 白井市は都心から近いとは言えない場所だが、にも拘らず競馬学校まで足を運んだファンの皆さんは、きっと公開模擬レースとイベントを存分に楽しんでくれたはず。実況と司会で喋りっぱなしの私も充分に楽しめた。これほどまでに手作り感に溢れる温かみのある競馬イベントはそうはないだろう。

 競馬学校の職員によれば、来年も賑やかに実施したいと考えている様で、是非、時間のある方は、出掛けてみて欲しい。


 尚、当日の詳細はJRAのトレセン・競馬学校ブログにも掲載されているので、ぜひ、ごらんいただきたい。(http://blog.jra.jp/tcschool/)


サインをする白川アナ

ジョッキーももちろんだが、白川アナも大人気。当日の存在感は、同じアナウンサーと名乗るのが恥ずかしくなるくらい大きいものだった。ついて歩いていた私はマネージャーと思われていたかも。


 もっと頑張れば、何十年後にサインを求められるかもしれないな。今から練習しておくか。


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