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中山競馬が終わって、これからは秋の東京開催となります。早いもので今年も残り12週となりました。では、ここで9月の万馬券を振り返ります。9月は夏競馬のラストウィークで久しぶりの1000万超の大万馬券が飛び出ました。まずは、9月に出た100万超の万馬券とそれぞれの実況担当アナを発表します。

9月 7日(日)新潟・3レース   3連単148万3760円 (実況担当・白川)
9月 7日(日)小倉・3レース   3連単1092万9500円(実況担当・小林)
9月 7日(日)新潟・妙高特別   3連単198万8740円 (実況担当・木和田)
9月13日(土)中山・障害戦    3連単248万3280円 (実況担当・佐藤)
9月13日(土)札幌・6レース   3連単158万6900円 (実況担当・舩山)
9月27日(土)阪神・8レース   3連単119万4500円 (実況担当・山本)
9月28日(日)阪神・5レース   3連単132万7680円 (実況担当・檜川)

 私は夏競馬の最後には秋に向けてのドカンとした花火が必ず上がると思っていましたが、やはりその通りでしたね。新潟と小倉の最終日に、まず新潟で148万馬券が出て、小倉競馬場にいた私は「やはり出たか!」と膝を打ったものでした。その後すぐに小倉で1092万馬券が出たのです。あのレースは私が実況しました。荒れたとはすぐに思いましたが、3着に入ったのが武豊騎手が乗った3番人気の馬だったので1000万馬券とは思いませんでしたね。あの時点で既にJRAは秋以降も全レースで3連単を発売することを決めていたことでしょう。JRAの職員も「秋競馬も3連単で!」というアドバルーンが上がって心底喜んでいたことでしょう。なにしろtotoのBIGで6億円が4口出てもあまり話題とはならないのにJRAで1000万馬券が出ると新聞やテレビ、ラジオがニュースとして取り上げてくれるのですから、まさに3連単様様ですね。

 ということで、9月の月間MVPは、私小林に決まりました。JRA史上3番目の高配当となった1092万9500円は、小倉競馬場のレコードのみならず西日本の競馬場で出た初めての1000万超馬券でした。この歴史的大万馬券のレースを実況した私は、通算3度目の「1000万馬券レース実況」となりました。JRAレコードの1846万馬券のレースは木和田アナが実況しましたが、初めての1000万超馬券となった福島の1014万馬券のレースと2年前の中山で出た1655万馬券も私が実況しているのです。「4つのうち3つとは、スゴイやんか!」とあの日小倉の放送席で藤田アナに言われました。決して偉くはないのですが、そう言われるとなんとなく誇らしい気分になったものです。

 トータルでは私小林が8月終了時よりも少し打率を下げたものの6割5分8厘でトップの座をキープしています。その後は入れ替わりました。長く2位の座にいた佐藤アナが6割4分4厘となり、6割4分5厘とした木和田アナにわずかの差で抜かれたのです。はたして私はここまで逃げて先頭を走っていたにもかかわらず上り調子の木和田アナに交わされて阪神タイガースのように首位の座を明け渡してしまうのか?いや、私はあんな弱い阪神とは違います。今年いっぱい逃げ切ってみせたいと思います。

 一方、殿は白川アナのまま変わりはありませんが、白川アナの打率は4割7分8厘まで上がってきました。白川アナもここにきての追い込みが目につきます。はたして殿の座から抜け出すことができるでしょうか?そして先月ブービーの座から脱出した小塚アナですが、残念ながら5割7分4厘で元に戻ってしまいました。8月終了時にブービーに落ちた檜川アナが9月は2度のパーフェクトを含む36打数30安打と頑張り、打率を5割8分2厘としてブービーの座から7位に浮上したのです。ある共通の趣味で話が合う檜川アナと小塚アナ。この二人によるブービーの座をめぐる戦いにも注目です。

 さぁ、秋競馬本番。秋のGI第一弾のスプリンターズステークスは堅い決着となりました。はたしてこれからのGIレースはどうなるのでしょう。そして万馬券の宝庫である秋の福島競馬がいよいよ今月下旬にスタートします。秋のみちのくで歴史的大万馬券が出るのかどうか。本当に楽しみです。


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