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函館9Rの第44回函館記念(3歳上GIIIハンデ・芝2000m)は4番人気トーセンキャプテン(藤岡佑介騎手)が優勝、07年アーリントンC以来2度目の重賞制覇となった。勝ちタイム2分0秒3。

序盤で先頭に立ったのは7番人気メイショウレガーロ。1番人気フィールドベアー、2番人気マンハッタンスカイらが先団を形成し、トーセンキャプテン、3番人気ピサノパテックらは中団でレースを進めた。トーセンキャプテンは道中から徐々にポジションを押し上げ、直線で先頭へ。最後は同じく直線で抜け出したフィールドベアーをハナ差抑えた。3着にはマンハッタンスカイが入線。ピサノパテックは6着、当レース4連覇がかかっていた6番人気エリモハリアーは4着に敗れている。

トーセンキャプテンは栗東・角居勝彦厩舎の4歳牡馬で、父ジャングルポケット、母サンデーピクニック(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は8戦4勝となった。


【レース後のコメント】

1着 4番トーセンキャプテン(藤岡佑介騎手)
「勝ててよかったです。今日は馬に落ち着きがありましたね。ゲートをしっかり出そうと思っていました。力のある馬というのは知っていますし、いつ復活するかというところで、ちょうど復活の舞台で自分が乗れたことが嬉しいです。デビューから3連勝した馬ですし、今後も楽しみです」
(角居勝彦調教師)
「今日は落ち着いていましたし、ジョッキーがうまく乗ってくれましたね。体調が前走から上がっていました。秋に向けて賞金を加算できましたね。脚元のことを考えながらですが、状態がいいですし、洋芝が合いそうなので、札幌記念も視野に入れています」

3着 2番マンハッタンスカイ(四位洋文騎手)
「勝った馬は内ラチ沿いから来ていましたからね。あそこが開くなら、内に行けばよかったかな……。2000mの方がレースぶりはいいですね。もうワンパンチでした。悔しいですね」

4着 14番エリモハリアー(武幸四郎騎手)
「勝てなかったけど、大したものですよ。感動しました。4年連続で同じレースに使えること自体が凄いことだし、4連覇はならなかったけど、上位に来てくれたんですからね。脚に不安を抱えている馬ですから、スタッフみんなが頑張ったということでしょう」

6着 8番ピサノパテック(D.ホワイト騎手)
「直線に入ってからまったく伸びなかった。仕方ないね」

8着 6番ミストラルクルーズ(三浦皇成騎手)
「ゴチャついて、馬に可哀想なことをしました。でも、最後はまたハミを取って伸びてくれましたし、不利がなければ上位に来ていたと思います」

9着 9番メイショウレガーロ(小林徹弥騎手)
「道中スッと後ろを離せたらよかったんだけど、オープンだとさすがにピッタリ来られてしまいますね」

14着 1番ブレーヴハート(中谷雄太騎手)
「3コーナーからマクって行こうと思ったのですが、馬が走る気になりませんでした。もともとムラのある馬ですからね」


【アラカルト】

■重賞2勝目
トーセンキャプテンは07年アーリントンC以来、約1年5ヶ月ぶりの重賞制覇。

■ジャングルポケット産駒
ジャングルポケット産駒はJRA重賞10勝目。本年は中京記念(タスカータソルテ)、オークス(トールポピー)に続く3勝目。

■エリモハリアー、4連覇ならず
05年、06年、07年の当レースを制していたエリモハリアーは4着。JRA史上初の同一重賞4連覇はならなかった。


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