6月25日(水)「帝王賞(大井)、フリオーソが鮮やかな逃げ切り」他 [全国競馬情報]
2008/06/25(水) 22:51


●●帝王賞(大井)、フリオーソが鮮やかな逃げ切り●●

 今年前半の国内ダートナンバーワン決定戦とも言える統一ダートグレード競走(Jpn1)第31回帝王賞(1着賞金7000万円、ダート2000)は大井競馬場に全国から13頭を集めて行われ(JRAのスウィフトカレントは競走除外)、1番人気のフリオーソ(船橋・川島正行厩舎、戸崎圭太騎乗)が好スタートからマイペースで逃げ、後方から追い込んだボンネビルレコードに1馬身半の差を付けて鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。川崎のコウエイノホシが3着に入り、愛知のマルヨフェニックスが4着に入る健闘をみせ、2番人気のワンダースピードは5着だった。

 勝ったフリオーソは3月のダイオライト記念以来の競走。昨年は7月のジャパンダートダービーを勝ち3歳ダートナンバーワンの座に立ったが、古馬との戦いとなった秋からはJBCクラシック2着の後、ジャパンカップダートでは10着に大敗。その後も東京大賞典、川崎記念で共に2着となかなかJpn1のタイトルに手が届かなかった。

 父ブライアンズタイム、母ファーザ(その父ミスタープロスペクター)という血統。新冠ハシモトファームの生産でダーレー・ジャパン・ファームの所有馬。
 これで通算成績は15戦6勝となった。全日本2歳優駿、ジャパンダートダービーに続いてJpn1は3年連続で3勝目。管理する川島正行調教師の獲得賞金は2億円を大きく超えて地方競馬では断然のトップ。

<レース後の関係者のコメント>
1着 フリオーソ 
(戸崎圭太騎手)
「スタートがうまく切れればハナに行こうと考えていました。うまくスタートを決められて理想的な展開になってくれました。後ろの馬よりもフリオーソの力を信じて、折り合いだけを考えていました。途中ちょっと気合が乗りましたが、うまく乗れました。2歳、3歳のときに大きいレースを勝っていて、前走で初めて乗って凄い馬だと思っていたので、年度代表馬の名に恥じない結果を出したかったのでよかったです。フリオーソはまだまだ強くなる馬だと思うので、これからも応援してください」

(川島正行調教師)
「前走後はかしわ記念、と思っていたのですが、爪に不安があったので間隔を置きました。ただ、それなりの調教をすれば問題ないと思っていました。パドックで馬を見て、体調面に関しては心配していませんでした。逃げるのは作戦通りでしたね。折り合いをつけて戸崎君も上手く乗ってくれました。直線でボンネビルレコードが迫ってきましたが、折り合いがついた分、速い上がりも使えたのだと思います。この先も南関東のエースとして、期待に応えられるようにしたいですね。次走についてはこれからじっくり考えて決めたいと思います」

2着 ボンネビルレコード (的場文男騎手)
「この馬も伸びてはいるんだけど、前の馬にあの上がり(37秒5)を使われたらしょうがないね。こっちは36秒台で上がるしかないからね」

3着 コウエイノホシ (坂井英光騎手)
「ボンネビルレコードの近くにつけて、思っていた通りのレースは出来ました。結果には満足しています。よく走ってくれましたよ」

12着 ルースリンド (今野忠成騎手)
「スタートした後に外から馬が入ってきたとき、躓いてしまいました。馬に悪いことをしてしまいました」

(取材:小塚歩、大関隼)


●●「ハート型の流星」を持つマサノウイズキッド、デビュー戦圧勝(旭川)●●

 デビューを前にした能力検査で余裕の1着入線を果たし、早くからその大物ぶりと顔に描かれた「ハート流星」模様でデビュー前から注目を集めていたホッカイドウ競馬のマサノウイズキッド(牡2歳・堂山芳則厩舎)が、今日の旭川競馬第4レースのJRA認定新馬戦フレッシュチャレンジ(ダート1000メートル)に出走した。

 旭川競馬場はハート型コロッケのプレゼントなどもあり、普段とは違うカップルや親子づれの入場が多く、パドックのまわりでは「かわいい」などの声が多くかかっていた。
 504キロの体重で登場したマサノウイズキッドは、初めて見るファンの列に最初は少しイレ込み気味の様子だったが、宮崎光行騎手が騎乗するころには落ち着きを取り戻し、悠然と馬場入りした。

 断然の1番人気で迎えた第4レースでは、スタート良く飛び出した後、向正面で一気に先頭に立つと3コーナーから後続を引き離し、宮崎騎手が手綱を持ったままでのゴール。タイムは1分01秒9で、2着に35メートルの大差をつけての勝利。評判どおりの大物ぶりをアピールする結果となった。

●宮崎光行騎手のコメント
 スピードがあり、期待どおりの走り。追わないで水準以上の時計で走れているし、まだまだ強くなりますね。

●堂山芳則調教師のコメント
 この後は一息入れてJRA札幌開催の交流戦か、モエレアドミラルのようにホッカイドウ競馬の重賞競走を目指します。


(ホッカイドウ競馬プレスリリースによる)


●●2歳戦の結果●●

<旭川>
★JRA認定新馬戦のフレッシュチャレンジ(1000m・1着賞金200万円)は、額に「ハート型の流星」を持つことで話題になっていた圧倒的人気のマサノウイズキッド(宮崎光行騎乗)が先手を取ると、直線も軽く仕掛けられただけで後続をあっという間に引き離し1分1秒9のタイムで圧勝。2着ヤマノカンプとは大差、タイムで3秒1もの差がついた。
 マサノウイズキッドは父ゴールドヘイロー、母ファーストクラス(その父トウショウボーイ)という血統の牡馬で、堂山芳則調教師の管理馬。姉に繁殖馬としてクランエンブレムやラルケットを産んだアズサユミがいる。

★新馬戦からの折り返しとなるルーキーチャレンジ(1500m・1着賞金150万円)は、2番人気のビービーデューク(堂山芳則厩舎、五十嵐冬樹騎乗)が勝った。父フサイチコンコルド、母インペリアルクロス(その父ソヴィエトスター)という血統の牡馬。

★オープンのウィナーズチャレンジ(1500m・8頭)は、2番人気のワンダフルクエスト(廣森久雄厩舎、服部茂史騎乗)が3番手から抜け出し4馬身差をつけて快勝した。1番人気に支持された社台ファーム生産馬レベルエックスは2着だった。
 ワンダフルクエストは父コロナドズクエスト、母イクセプトフォーワンダ(その父Tejabo)という血統の牡馬で、これでデビューから2連勝。

・第1レースで行われた一般未勝利戦(1000m)では、アサティス産駒のザンスデヤンス(小国博行騎乗)が通算3戦目で初勝利を挙げた。

<荒尾>
・荒尾競馬場で行われた2歳の一般競走(950m)は、ナリタトップロード産駒の牝馬リバーインバウンドが逃げ切って2戦目で勝ち上がった。


●●九州王冠(荒尾)、ケイウンヘイローがレコードで逃げ切り勝ち●●

 不良馬場の荒尾競馬場で行われた九州地区交流重賞・第10回九州王冠(KJ3・1400m・1着賞金60万円)には11頭が出走し、逃げた1番人気のケイウンヘイロー(尾林幸彦騎乗)が追いすがるナセを3/4馬身振り切って人気に応えた。勝ちタイム1分27秒3は、2005年にナムラハンニバルがマークした1分28秒1を大きく上回るレコードだった。
 ケイウンヘイローは父パークリージェント、母ナイスラック(その父ナイスネイチャ)という血統の5歳牡馬。荒尾の佐伯茂樹調教師の管理馬で通算48戦27勝(うちJRA4戦未勝利)。重賞制覇は昨年の大阿蘇大賞典に続いて2勝目。


●●交流競走の結果●●

★旭川競馬場で行われたJRA3歳未勝利、北海道3歳3-1組の交流競走スピカ特別(1000m)は、1番人気のダイバクフ(北海道・佐藤英明厩舎、馬渕繁治騎乗)が勝って通算3勝目を挙げた。このレースは北海道所属馬6頭、JRA勢3頭の計9頭で争われたが、上位6頭までを北海道勢が占めるという結果になった。

★姫路競馬場で行われたJRA3歳未勝利馬との交流競走神鍋山特別(1400m)は、4番人気のバブルガムローマン(JRA・目野哲也厩舎、川原正一騎乗)が逃げ切って勝っている。


●●マヤノテンザン(金沢)が福山に遠征●●

金沢のマヤノテンザン号(牡5歳・田嶋弘幸厩舎)が、7月7日(月)に福山競馬場で実施される重賞「オッズパークグランプリ2008」に出走することになった。レースでは、愛知の岡部誠騎手が騎乗する予定。

(金沢競馬ホームページによる)


●●林陽介騎手(荒尾)、地方通算300勝達成!●●

 24日の荒尾10レースでカシノバズライト号(牡6、崎谷彦司厩舎)が1着となり、騎乗した林陽介騎手は地方通算300勝を達成した。
林騎手は1982年3月15日生まれの26歳。1999年9月29日に騎手免許を取得し、10月10日のコーデアルスターで初出走した。初勝利はデビュー当日、ミネハル(通算3戦目)で初勝利を飾った。重賞は昨年の九州王冠(サンライズビート)を勝っている。

(荒尾競馬ホームページによる)