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中京11Rの第44回CBC賞(3歳上GIIIハンデ・芝1200m)は4番人気スリープレスナイト(上村洋行騎手)が優勝、重賞初制覇となった。勝ちタイム1分8秒0。

道中は7番人気ウエスタンビーナスが先頭、スリープレスナイトが2番手につける展開。2番人気スピニングノアール、3番人気ワイルドシャウトらは中団から、1番人気トウショウカレッジは後方からレースを進めた。直線に入るとスリープレスナイトが抜け出し、独走態勢に。ゴール前でスピニングノアールが差を詰めたものの、そのまま先頭でゴールした。3着には12番人気テイエムアクションが入線。トウショウカレッジは9着、ワイルドシャウトは17着に敗れている。

スリープレスナイトは栗東・橋口弘次郎厩舎の4歳牝馬で、父クロフネ、母ホワットケイティーディド(母の父Nureyev)。通算成績は14戦7勝となった。


【レース後のコメント】

1着 2番スリープレスナイト(上村洋行騎手)
「(久々の重賞制覇について)だいぶ遠ざかっていましたから、嬉しいですね。突き放す手応えでしたが、ゴールまで必死に追いました。返し馬の感じからも、芝は全然気にしていなかったし、むしろ良さそうに感じました。馬の力を信用して乗りましたけど、この後はこの馬と一緒に大きなところを狙っていきたいと思っています」
(橋口弘次郎調教師)
「本当に強かったですね。ダートのときより全然手応えがいいんですから。この後はスプリント路線を歩みますけど、カノヤザクラやペールギュントもいますし、秋にはダノンゴーゴーも加わりますよ」

2着 5番スピニングノアール(福永祐一騎手)
「ペースが思ったほど速くならなかったですね。内からゴチャついたところを上手く捌けて、ロスなくいいところを通ることができました。でも勝ち馬が楽をしていましたからね。よく頑張っています」

3着 15番テイエムアクション(和田竜二騎手)
「デキが良くて、これならと思っていましたが、外を回されましたからね。スムーズだったらもっとやれていましたよ。スピードも通用しましたし、展開ひとつでもっとやれると思います」

4着 3番ウエスタンビーナス(郷原洋司騎手)
「どちらかというと右回りの方がいい馬。右にモタれていましたけど、よく頑張っています」

5着 10番カノヤザクラ(藤岡佑介騎手)
「スタートはそう速くないので出していったら、ちょっとかかり気味になってしまいましたね。でも馬の動きは良くて、内から鋭く伸びていました。スムーズならもっと走っていましたよ。夏に向けて復調してきました」
(橋口弘次郎調教師)
「よく頑張ってくれましたけど、この馬はもう少し直線の長いコースの方がいいかもしれませんね」

6着 8番フジサイレンス(五十嵐雄祐騎手)
「1200mのペースにも慣れてきました。今日はスムーズに運べましたね」

8着 1番タニノマティーニ(小牧太騎手)
「今日は馬のデキも良かったし、開き直ってインを狙いました」

9着 12番トウショウカレッジ(池添謙一騎手)
「ペースも落ち着いてしまったし、どこにも出すところがないし、追えないまま終わってしまいました。不完全燃焼です」

17着 11番ワイルドシャウト(岩田康誠騎手)
「消極的な競馬をしましたね。もっと速く流れると思ったのに、落ち着いてしまいました。2~3番手につけていれば良かったのですが……。決め打ちしたのが裏目に出ました」


【アラカルト】

■9年7ヶ月ぶり
上村洋行騎手は98年10月31日のスワンSをロイヤルスズカで制して以来、9年7ヶ月ぶりの重賞勝利。この間、重賞競走で138連敗を喫していた。

■芝初勝利が古馬重賞
スリープレスナイトはこれが芝初勝利。芝初勝利が古馬重賞だったのは、07年アイビスサマーダッシュを制したサンアディユ以来。

■トップハンデ
トップハンデとなる57kgを背負ったトウショウカレッジは、1番人気に推されるも9着。CBC賞のトップハンデ馬は未だに勝利がなく、1番人気も6連敗となった。


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