【東京優駿】(東京)~ディープスカイ大外一気で世代の頂点へ! [News]
2008/06/01(日) 18:26


東京10Rの第75回東京優駿(3歳GI・芝2400m)は1番人気ディープスカイ(四位洋文騎手)が優勝、前走のNHKマイルCに続きGI(JpnI)2連勝を飾った。勝ちタイム2分26秒7。

道中先頭でレースを進めたのは16番人気レッツゴーキリシマ。12番人気スマイルジャック、3番人気サクセスブロッケンらが先団を形成し、4番人気アドマイヤコマンド、2番人気マイネルチャールズらは中団、ディープスカイは後方を進んだ。直線半ばで馬場の内めからスマイルジャックが抜け出し、大外からはディープスカイが猛追。最後はディープスカイが1馬身半抜け出し、先頭でゴールを駆け抜けた。2着にはスマイルジャック、3着には6番人気ブラックシェルがそれぞれ入線。マイネルチャールズは4着、アドマイヤコマンドは7着、サクセスブロッケンは18着に敗れている。

ディープスカイは栗東・昆貢厩舎の3歳牡馬で、父アグネスタキオン、母アビ(母の父Chief's Crown)。通算成績は11戦4勝となった。


【レース後のコメント】

1着 1番ディープスカイ(四位洋文騎手)
「圧倒的に強いレースができました。内と外が離れていたので、前の馬をかわすのが大変でした。芝コースの内側が荒れているので、コースの位置取りをどうするのか考えていました。最後の直線は4コーナーで、フローテーションが先に行ったところでラストスパートをかけました。全体を通して、ほぼイメージ通りのレースができたと思います」
(昆貢調教師)
「初勝利まで6戦かかりましたが、勝ったときに乗っていた藤田君が『馬に芯が入った』と言ってくれたんです。だからすぐに東京へ持って行って走らせました。2勝目を挙げた毎日杯のあと、NHKマイルCからダービーへという路線が頭に浮かびました。でもダービーは、NHKマイルCの勝ち方次第だと決めていたんです。今日はプラス6キロ。前走と同じぐらいかなと思ったんですが、中2週でも成長が見られたということでしょう。レースについては、四位君には何も言っていません。ですから、レースぶりもあれでいいんだろうと思って見ていました。さすがに直線では叫んでいましたね。ダービーを勝てて、なんだか夢の中にいるような、フワフワした感じです。ディープスカイの今後については、まだまったく未定です。でも、来年は海外へという気持ちはあります」

2着 7番スマイルジャック(小牧太騎手)
「今日は道中、向正面でハミが外れた。3回乗って初めてのこと。ためて、自分の勝ちパターンのレースができたが、ここまで来たら勝ちたかった。今日は馬も落ち着いていたし、ここまで仕上げてくれたスタッフのおかげ。大一番で最高のレースだったけど、勝ちたかったね。距離は延びても大丈夫です」
(小桧山悟調教師)
「『惜しかった!』のひと言ですね。皐月賞で負けて、却って凄く気が楽になり、松田博資調教師から『ダービーを勝とうとするな。長めの調教をやれ』という助言をいただいて、その通りにやりましたよ。馬を壊しちゃいけないけど、やれることは全部やってきました。レースは小牧君が本当にうまく乗ってくれた。100点満点ではなく、120点ぐらいのレースでしたね。ゴール板があと40m手前にあったらなぁ……。でも、なんで(単勝)12番人気なんでしょうね? あそこまで人気がないとは思いませんでしたよ。まぁ、満足はしていないけど、今日のところは納得するしかないですね。相手が強かったということです。これまで、うちの厩舎は地方の交流戦が多かったのですけど、これからは表舞台に出て行きますよ。『脱・交流』です(笑)。ベンチャーナインとともに、2頭ともすぐ放牧に出して秋に備えます」

3着 3番ブラックシェル(武豊騎手)
「1コーナーで寄られて、それで引っかかって折り合いを欠いてしまいました。もう少し折り合いをつけたかったので残念です」

4着 9番マイネルチャールズ(松岡正海騎手)
「レース運びは理想通りでした。行けると思ったんですが、勝った馬が強かったですね。調子は良かったんですが、東京の長い直線がまだこの馬には堪える感じですね」

5着 10番レインボーペガサス(安藤勝己騎手)
「ちょっと流れが遅かったので、リズム良く走らせようと自分から仕掛けました。ただ、もうひと伸びあればという感じでしたね。でも、昔と比べたら馬がずいぶん落ち着いてきていましたよ」

8着 15番フローテーション(藤岡佑介騎手)
「今日は馬の状態も良く、出たなりで競馬をしました。もう少しリラックスして走れば、もっと切れたと思います」

10着 5番アグネススターチ(赤木高太郎騎手)
「逃げずに2~3番手で行くことも考えていました。それでも折り合いはつきましたし、この先力がついてくればもっとやれると思います」

12着 17番ショウナンアルバ(蛯名正義騎手)
「完璧なレースはできたけど、やっぱり距離だね。折り合いはつけられたけど、最後は泳いでしまいました。何とかもたせようとしたんだけど」

16着 6番モンテクリスエス(福永祐一騎手)
「落ち着いていたし、ゲートもうまく出られました。でも最後はいっぱいいっぱいになってしまいました。デキは良かったのですが、馬場も力がいる状態でしたし、まだ力をつけているところなのかもしれません」


【アラカルト】

■変則2冠
前走でNHKマイルCを制していたディープスカイが優勝。NHKマイルC、日本ダービーの連勝は、04年のキングカメハメハに続く史上2頭めの快挙。

■「2冠馬」を生む6月1日の日本ダービー
6月1日に行われた日本ダービーは97年、03年に続き3回目。97年はサニーブライアン、03年はネオユニヴァースとそれぞれ皐月賞馬が優勝しており、今年もNHKマイルC優勝馬ディープスカイが優勝した。

■初勝利は6戦目
ディープスカイはデビュー6戦目で初勝利をマーク。50年のクモノハナ(デビュー8戦目)に次ぐ、遅い初勝利からの日本ダービー制覇となった

■キャリア11戦
ディープスカイはキャリア11戦目。キャリア10戦以上での日本ダービー制覇は、94年ナリタブライアン、06年メイショウサムソンに続き史上3頭目。

■1番人気
1番人気ディープスカイが優勝し、グレード制導入後の日本ダービーにおける1番人気の勝率は、全GIを通じて最高の60.0%となった。

■初勝利
ディープスカイを管理する昆貢調教師は日本ダービー初勝利。ディープスカイを生産した笠松牧場も日本ダービー初勝利。昆貢調教師は2度目、笠松牧場は初めての日本ダービー挑戦だった。