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東京11Rの第69回優駿牝馬(GI・芝2400m)は昨年の2歳女王で4番人気トールポピー(池添謙一騎手)が、1番人気に推されながら8着に敗れた桜花賞の雪辱を果たし、GI・2勝目を挙げた。道中は中団でレースを進め、4角から直線入口で一旦進路を外めへ。しかし前が空かないと見るや内へ切れ込みながら脚を伸ばして残り200mで先頭に躍り出ると、最後は内ラチ沿いを粘り、外から迫った13番人気エフティマイアの追撃をアタマ差凌いだ。勝ちタイムは2分28秒8(稍重)。1馬身1/2差で3着に5番人気の桜花賞馬レジネッタが入った。1番人気リトルアマポーラは7着に敗退。

トールポピーは栗東・角居勝彦厩舎の3歳牝馬で、父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー(母の父サンデーサイレンス)。通算7戦3勝。

~レース後のコメント~
1着 トールポピー(池添騎手)
「他の馬に迷惑をかけて申し訳なかったです。今日は返し馬の時から馬の雰囲気もよくて、ある程度自信を持って乗りました。意識的に前めの競馬を心掛けて直線の反応もよかったです。距離が延びていい馬なので勝つことが出来てよかったです。ただ、他の馬に迷惑をかけて、その点が申し訳ないです」

2着 エフティマイア(蛯名騎手)
「悔しい。いい形で行けていたんだけど…。折り合えても距離がどうかなと思ったんだけど、前回よりもさらに馬がよくなっていました。道中もうまく運べて馬場も問題ありませんでした。やっと馬体重が戻ってきた状態でこれですからね。秋になればもっとよくなりますよ」

(鹿戸師)
「コンディションについては悔いのない状態で送り出せました。桜花賞の2着が間違って来たのではないということを証明できると思っていました。正々堂々と勝ちに行っての結果ですから満足しています。厩舎に来た時に疲れが残っていたようなので、それを取ることに専念しました。桜花賞の後も疲れを取ることを第一に考えて、それから仕上げています。長距離、道悪というのは心配もありましたが、体調がよかったので恥ずかしいレースはしないだろうと思いました」

4着 ブラックエンブレム(松岡騎手)
「一瞬やったかと思ったけどね。競馬自体の内容はよかったけど、最後止まったのは距離かな。秋の2000mならもっと期待できるよ」

(小島茂師)
「体重が思ったより減っていましたが、しっかりとトレーニングをしてのものですし、馬体を見て心配はないと思いました。レース振りはほぼ完璧ですね。松岡騎手も悔いはないと言っていました。ただ、向正面あたりでの手前の替え方などを見ていると、道悪はこなしているが上手ではないですね。春シーズン全休しようかと思うくらい弱い馬でしたし、まだ少しその部分は残っています。夏を経てしっかりしてくれば、改めて、秋、西へ向かえますね」

5着 オディール(安藤勝騎手)
「この距離でもいけるね。余裕があるくらいだったから、もっと早く仕掛けてもよかったかも」

6着 レッドアゲート(内田博騎手)
「すみません。期待に応えられませんでした。自分としては2400mのレースで一番いいところにつけられたと思っていました。リラックスして走れていい形になったと思ったけど、思ったより弾けてくれませんでした。いつもなら交わされてから反応するのに、今日はそれがありませんでした。馬場に関しては何とも言えません。ただ、こういう経験を積んでこの先よくなってくると思います」

(田村師)
「レースとしてはうまく乗ってくれたと思います。道悪は大丈夫と思っていたんですが、結果的によくなかったのかもしれません。悔いのない仕上げで送り出したのですから仕方がないですね。これが競馬ですから」

7着 リトルアマポーラ(武幸騎手)
「何の不利もなくスムースに行って考えていた通りの競馬が出来たのに、直線でアレッと言うほど伸びませんでした。首を傾げるくらい伸びなかったです。ちょっと分かりません」

8着 ソーマジック(田村師)
「直線に向くまではいいところへ来ていると思ったんですが、あれだけ寄られては可愛そうですね。仕方ありません」

9着 マイネレーツェル(武豊騎手)
「直線でもの凄く切れてくれてひょっとしたらと思ったんですけどね。でも、そこで外から来られてしまいました。残念です」

13着 ハートオブクィーン(幸騎手)
「ちょっと距離が長かったかな。4コーナーまではいい感じだったけど…」

17着 エアパスカル(藤岡佑騎手)
「自分のペースでベストな形をつくって行けました。3コーナーまではリラックスして行けましたが、外から来られた時に反応がなくなってしまいました」


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