5月18日(日)「コスモバルク、3度目のシンガポール遠征は6着」他 [全国競馬情報]
2008/05/18(日) 19:37


●●コスモバルク、3度目のシンガポール遠征は出遅れ響き6着●●

 18日にシンガポールのクランジ競馬場で行われた国際G1レース・シンガポール航空国際カップ(芝2000m、出走16頭)に、ホッカイドウ競馬所属のコスモバルク(牡7歳・田部和則厩舎、松岡正海騎乗)が3年連続で出走した。
 一昨年このレースを制し、昨年もシャドウゲイトの2着と好成績を残しているコスモバルクには2年ぶり2回目の優勝の期待がかかったが、今年はスタートでやや出負けして後方からのレースとなった。直線入口(残り400m)で後方5番手の位置から直線では内に進路を取って脚を伸ばし、徐々に差を詰めたが6着までだった。
 レースを制したのは、3月にドバイデューティーフリーを制したジェイペグ(牡4歳、A・マーカス騎乗)。後続を引き離す逃げを打ったシェヴロンを2番手追走から直線で捉えて抜け出し、後続の追い込みを振り切る貫禄の勝利でG1連勝となった。2着には好位を追走していたリキャスト、3着には直線で後方から外を突いて一気に伸びたクイーンエリザベス2世カップ2着馬バリウスが入っている。

<松岡正海騎手のコメント>
「(先入れの影響で)ゲートで待たされてしまい、馬が飽きて出遅れてしまいました。残念です」
※松岡騎手は1レースと5レースで日本人トレーナー・高岡秀行調教師の管理馬にエキストラ騎乗してそれぞれ11着、12着だった。

<田部和則調教師のコメント>
「パドックでも気合いが乗っていたのですが、出遅れが響いてしまいました。残念です」

<岡田繁幸氏のコメント>
「出負けしてしまい、4コーナーではダメかと思いましたが、よく追い込んでくれました。応援してくれる人も多く、結果を出したかったですが、残念です。日本では(検疫施設の)600メートルの馬場で仕上げましたが、現地での調整は良く、全力を出せたと思います。(コスモバルクは)まだまだ若いと思うので、チャンスを与えてみたいと思います」

(地方競馬全国協会ホームページなどを参考に作成)


●●福山ダービー(福山)は牝馬サンディナナが制す●●

 福山競馬場で行われた3歳馬の重賞・日刊スポーツ杯第35回福山ダービー(1600m・1着賞金100万円、10頭)は、直線で逃げる1番人気ウルトラエナジーと2番手から捉えにかかった2番人気サンディナナの一騎打ちになり、最後はサンディナナが差し切って1馬身差をつけて勝った。2着にウルトラエナジー、5馬身離れた3着にウィナーズディアが入っている。
 サンディナナは父エイシンサンディ、母シュンカシュウトウ(その父リアルシャダイ)という血統の牝馬。1歳上の兄に昨年の駿蹄賞を制し、東海ダービーでマルヨフェニックスの2着だったワイティタッチ(愛知)がいる。胡本友晴調教師の管理馬で通算成績は15戦7勝。騎乗していた楢崎功祐騎手は福山ダービー初制覇。


●●ばんえいの新星・マルミシュンキが18勝目●●

 帯広競馬場のメインレース=HBC杯さつき特別(オープン)に、デビューから19戦17勝と快進撃を続けるばんえいの新星・マルミシュンキが出走した。第2障害はナリタボブサップ、タケタカラニシキに続く3番手での通過だったが、そこから力強い伸びを見せ残り30m付近でナリタボブサップを差し切って見事勝利した。
 マルミシュンキは父コーネルトップ、母ローレンス(その父アアモンドマレー)という血統の5歳牡馬。前回初めて出走した古馬一線級相手の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯は僅差の3着で連勝が11でストップしたが、オープン特別のここではその強さを見せ付けた。通算成績はこれで20戦18勝。


●●その他各地の主要レースの結果●●

★水沢競馬場で行われた3歳馬の特別戦・第13回七時雨賞(1800m・1着賞金150万円、7頭)は、1番人気に支持されたゴールデンクリーク(村上昌幸厩舎、板垣吉則騎乗)が4コーナー4番手から差し切って人気に応えた。父ストローズクリーク、母クリーングリーン(その父Fappiano)という血統の牡馬で、通算成績は13戦3勝。

★金沢競馬場で行われたA1(オープン)級の競走=ダイヤモンド特別(1900m・1着賞金100万円、10頭)は、6番人気のケンゴウザン(宗綱泰彦厩舎、吉原寛人騎乗)がミスエリエールにクビ差競り勝って通算23勝目を挙げた。1番人気のマヤノオスカーは5着に敗れている。


●●ホーエイスナイパー(高知)、サラブレッド相手に9連勝●●

 18日の高知競馬第9レース・タクマ514特別(D級選抜馬・1400m)に、高知を代表するアラブの強豪・ホーエイスナイパーが出走し、4コーナー先頭から押し切って快勝した。
 ホーエイスナイパーは父ホーエイヒロボーイ、母ブルーエイラン(その父トスター)という血統の7歳牡馬。2003年に福山でデビューし、昨年3月に高知へ移籍した。通算成績は85戦32勝で、高知に移ってからは21戦して全て2着以内に入っている。高知競馬は今年からアラブ系単独のレースを廃止したが、ホーエイスナイパーはサラ系相手に9連勝とその強さを見せ付けている。


●●ホッカイドウ競馬で禁止薬物陽性馬が発生●●

 5月7日の1回札幌競馬4日目の第11レースで2着となったシャンハイワールド(牡8歳)から、「フェニルピラロゾン誘導体」が検出されたことが、競走馬理化学研究所の理化学検査によって明らかになった。フェニルピラゾロン誘導体は解熱・鎮痛作用を有する、アミノピリン、アンチピリン、スルピリンを含む薬剤の代謝物で、禁止薬物に指定されている。
 このため、北海道地方競馬実施条例施行規則により、シャンハイワールドには出走停止30日間の処分が課され、当該レースにおいては失格処分となった。また、関係者に交付した賞金や手当も返還となる。
今後は、所轄である札幌中央警察署への捜査依頼、管理する黒川武調教師の全ての管理馬への理化学検査、調教師や厩務員への公正確保徹底の指示などの措置がとられることになった。

 北海道地方競馬開催執務委員長の北村健氏はホッカイドウ競馬のホームページ上で「残念ながらこのような事態が起きたことにつきまして、ファンならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。今後、警備体制の強化や関係者の指導など更なる徹底を図り、二度とこのようなことが起こらないように万全を期してまいりますので、今後ともホッカイドウ競馬に対するご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます」というコメントを発表している。


●●村上忍騎手(岩手)、地方通算1300勝達成●●

 岩手競馬の村上忍騎手は、この日の岩手第7レースで地方競馬通算1300勝を達成した。
1番人気に支持されたコスモレイロウに騎乗した村上騎手は、同い年の村松学騎手が騎乗するブループライムの追撃を抑えて勝利し、第1レースに続くこの日2勝目で通算1300勝を決めた。
 村上忍騎手は1994年のデビュー。2000年以降8年連続で年間100勝以上を挙げ、岩手のリーディング上位3人を菅原勲、小林俊彦両騎手と争う岩手競馬を代表するジョッキーとして活躍している。

(岩手競馬ホームページなどによる)