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大井競馬場(曇、不良)で行われた国内最長距離のダート重賞=第53回大井記念(SII・2600m・1着賞金3000万円、出走14頭)は、単勝1.7倍と断然の支持を集めたコウエイノホシ(坂井英光騎乗)が人気に応えた。

 トップサバトンが逃げる展開でレースが進み、コウエイノホシは後方2,3番手の位置、2番人気のルースリンドは好位から追走した。コウエイノホシは2周目の向正面から徐々に進出し、3コーナーからルースリンドが仕掛けるとともにスパートして直線では逃げるトップサバトンと3頭が後続を引き離しての叩き合いになったが、最後は1頭離れてやや外を追ったコウエイノホシが力強い伸びで南関東転入後2連勝を飾った。2馬身差の2着にルースリンド、さらに3馬身半離れた3着に逃げたトップサバトンが粘って1-2-3番人気の順の堅い決着となった。チェレブラーレが4着、5馬身差の5着にショーターザトッシが入っている。

 コウエイノホシは父チーフベアハート、母ダンツブライアン(その父ブライアンズタイム)という血統の5歳牡馬で、川崎の長谷川三郎厩舎所属。JRA所属時に4勝を挙げて今年南関東へ転入し、4月24日の準重賞グリーンカップ(2000m)を圧勝してこのレースに臨んでいた。通算成績は29戦6勝(うちJRA27戦4勝)。

[払戻し]
単勝  1     170円
馬連  1-4   230円
馬単  1→4   360円
3連複 1-4-9 860円
3連単 1→4→9 2140円

<レース後の関係者のコメント>
1着 コウエイノホシ
(坂井英光騎手)
「位置取りはあらかじめ特に決めずに、折り合いだけに集中していました。折り合いがつけば、多少仕掛けどころを間違えたとしても勝てると思っていました。前にいたルースリンドを目標にしていましたが、2周目の向正面で早めに外から来られたので、一呼吸早く動くことになりました。この上がりで差し切るんですから強いですね。帝王賞では地方の代表として、中央の強豪を倒したいです」

(長谷川三郎調教師)
「前走の反動も無く、ここまで順調に来ました。レースは坂井騎手に任せていましたが、思っていたのと違う展開で後ろからのレースになって、少しハラハラしましたね。勝ててよかったです。この後はオーナーと相談して、帝王賞に行くことになりました。帝王賞に向けて、また一から調教していきます」

2着 ルースリンド (戸崎圭太騎手)
「3~4コーナーで少し置かれてしまいました。そこでついて行ければもっと違うレースが出来たと思います。ただ最後も差し返すように伸びていますし、この馬も強いレースをしていますよ」

(取材:小塚歩)


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