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京都11Rの第137回天皇賞・春(GI・芝3200m)は3番人気アドマイヤジュピタ(岩田康誠騎手)が優勝、GI初制覇を飾った。スタートで出遅れたものの道中は慌てず後方4番手からレースを進め、2周目4コーナーでアサクサキングス、メイショウサムソンの動きに合わせるように外から好位へ押し上げ、直線の追い比べから残り200mで抜け出した。最後は天皇賞3連覇を狙うメイショウサムソンが猛然と差し返して来たが、ゴール前の攻防をアタマ差制した。2着に2番人気メイショウサムソン。1番人気アサクサキングスはさらに2馬身1/2差の3着に敗れた。

アドマイヤジュピタは栗東・友道康夫厩舎の5歳牡馬で、父フレンチデピュティ、母ジェイズジュエリー(母の父リアルシヤダイ)。通算13戦7勝。

~レース後のコメント~
1着 アドマイヤジュピタ(岩田騎手)
「ゲートで潜るような素振りを見せた時、ゲートが開いて出遅れてしまいました。本当は2~3番手の予定だったのですが、開き直ってこの馬の瞬発力を生かすレースをしました。直線抜け出して少しソラを使うようなところがありましたが、ギリギリ頑張ってくれました。2歳の時、僕が未勝利を勝ち上がった馬でGIを取れたことがとにかく嬉しいです」

2着 メイショウサムソン(武豊騎手)
「タッチの差ですね。最後もよく盛り返していますが、4コーナーの反応がよくありませんでした。3200m走ってこの差ですからね」

3着 アサクサキングス(大久保師)
「王道の競馬をして負けたわけですから、勝ち馬を褒めるしかありません。理想のレースでしたが、若さを見せるところがあります。その分、まだ上積みの余地があります。この後はGI(宝塚記念)を目指すことになるかもしれませんが、疲れなどを見て秋になるかもしれません」

4着 ホクトスルタン(庄野師)
「自分のペースでレースが出来ました。でも上位の3頭を見たら仕方ないですね。まだこれからチャンスはあります」

5着 アドマイヤフジ(川田騎手)
「よく頑張っています。1周目の下りではハミを噛みましたが、正面で落ち着きました。道中はメイショウサムソンが外にいたので出そうにも出せませんでした」

9着 ドリームパスポート(松岡騎手)
「輸送疲れがあったようです。4コーナーを回りきる時には脚を失っていました。返し馬からあまりいい感じはありませんでした」

12着 ポップロック(内田博騎手)
「折り合いは問題ありませんでした。勝負どころ、いいタイミングで行けたと思いましたが、直線は反応を失っていました」


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