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もうすぐ『子供の日』です。大阪の中野アナは7月に第一子が生まれるそうです。実にめでたいことです。

 子供は、ものすご~くかわいいんです。ペットなんかがかわいいのとは違うのです。独身の頃はあまり子供に興味がなく、「結婚してもDINKSで、夫婦二人で気ままに暮らすのもいいかも」なんて思っていました。

 しかし、二人の子供がいる今は違いますね。考えが変わりました。『愛しい』という感覚を子供が生まれて初めて実感しましたね。子供は素直にかわいいと思えます。他人の赤ちゃんでもかわいいと思えるのです。

 子育ては、確かに大変です。長男は結構夜泣きをしてくれました。夜中にカミさんと交代でミルクを与えたり、オムツを替えたり、結局泣きやむまで抱っこしていたために眠れず、土日は競馬場でフラフラしていたものです。次男は夜泣きこそひどくはなかったのですが、3歳の秋でした。土曜の深夜に食べた物を何度も吐き出して、そのたびに起こされてほとんど眠れないことがありました。翌日の日曜は天皇賞の実況担当だったので、「もう間違えさえしなければそれでいい」と覚悟してヨタヨタしながら東京競馬場に行ったものでした。(シンボリクリスエスが2度目の天皇賞・秋を制した時のことでした)また、次男は4歳の時にはビーズを鼻に入れたままどうしても取れなくなり、夜中に救急外来に駆け込んだことがありました。翌日どうしてそんなことをしたのか聞いたら、「ビーズを鼻から入れて、耳から出そうとしたの」と言ったのです。子供ってホント大人が思いもよらないことをしてくれます。

 しかし、あれはいつの日だったか、子供二人が電車の中で騒いでいるのをカミさんと二人でなんとか止めようとしていた時でした。隣に座っていたお婆さんがニコニコしながら、「大変ですねぇ。でも、将来が楽しみですよね」と言ってくれたのです。あの一言にはなんか救われた気がしましたね。

 今ある環境問題や国際紛争も今の子供が社会に出てバリバリ活躍する30年後には、もしかしたら解決しているかもしれません。自分達の代ではダメだったけど、この子らの時には‥‥そう考えると子育てはとても素晴らしいことだと思えるのです。子供こそ未来、だと思えるのです。あのお婆さんの一言を聞いてから、自分は「未来」を育てているのだ、と考えるようにしようと思ったのでした。

 今や立派な悪ガキに育った息子達ですが、それでもかわいいのです。馬券でヤラれても子供が夕食のテーブルでニコニコしている姿を見たら、「また今度頑張ろう」という気になるのです。馬券があたらずなかなかお土産も買って帰れないダメ親父でもそんな気になるのです。


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