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大井競馬場(曇 良)で行われた南関東の牡馬クラシック第1弾、第53回羽田盃(ダート1800m)は、11番人気のニックバニヤンが早め先頭から後続を封じて優勝。クラシック1冠目を手に入れた。

14頭揃ったスタート。ホウザンが先行し、差がなくコラボスフィーダ・ニックバニヤン・ミサトアンバード・ロイヤルマコトクンが続いて1000mの通過は62秒0。断然の1番人気を背負ったディラクエは離れた中団の外目を追走する。3コーナーでホウザンが後退し、コラボスフィーダが先頭に立ちニックバニヤンが2番手に。好位勢が押し上げ、ディラクエも先行集団を射程圏に入れながら直線に向かう。手応え良く先頭に立ったニックバニヤンに、外からディラクエが猛然と迫る。しかし手応えにまだ余裕があったニックバニヤンが最後まで抜かせず、ゴールを駆け抜けた。

勝ちタイム1分52秒8、勝利騎手は大井・的場文男。

単勝1.2倍と断然の1番人気に支持されたディラクエは2着。3着に好位からしぶとく伸びた2番人気ロイヤルマコトクン。4着コラボスフィーダ、5着ディアヤマト。休み明けの3番人気ゲンキチホマレは6着に終わった。

ニックバニヤンの単勝は1万980円。11番人気→1番人気→2番人気の決着で、3連単は17万6550円の高配当となった。

ニックバニヤンは父デヒア、母アイロニック(母の父トニービン)の牡3歳鹿毛馬、大井・佐々木洋一厩舎の管理馬。昨年7月のデビューから3連勝で準重賞のゴールドジュニアーを制したが、その後はハイセイコー記念3着、全日本2歳優駿5着、雲取賞4着と歯がゆいレースが続き、京浜盃の大敗で人気を落としていた。通算成績は8戦4勝、重賞初制覇。的場文男騎手は1998年のゴールドヘッド以来10年ぶり6回目の羽田盃制覇となった。的場騎手は20日(日)に、史上3人目の地方競馬通算5500勝を達成している。重賞はこれで124勝目。


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