今回は 平成6年11月13日 []
2007/11/07(水) 16:44


 秋のGIシリーズも後半戦突入。京都では宿命の対決、エリザベス女王杯!

平成6年(1994年)11月13日 京都競馬場 天候・晴 芝・良
第19回エリザベス女王杯(GI)芝2400メートル 出走馬18頭

1番人気 ヒシアマゾン    牝3 55 中舘英二
2番人気 チョウカイキャロル 牝3 55 小島貞博
3番人気 ゴールデンジャック 牝3 55 四位洋文
4番人気 アグネスパレード  牝3 55 河内洋
5番人気 オグリローマン   牝3 55 武豊


 先週、武豊騎手がJRA通算3000勝という大記録を達成しました。スゴイです。はたして今後武豊騎手を上回るような活躍をする騎手は現れるのでしょうか?武豊騎手の素晴らしさはもう言うまでもありませんが、私が感心するのは、数多く勝つことよりも「業界のリーダー、トップランナーとしての自覚、その行動」ですね。

 武豊騎手が以前こう言っていたことがあります。確か「競馬をもっと多くの人に知ってもらいたい。もっと競馬を広めたい。そのためにはどこにでも出て行きますよ。」というような言葉でした。中央と地方の交流競走が始まった頃でしたが、武豊騎手は積極的に地方競馬のレースに乗りに行き、「こんな重賞でもないレースにも乗るんだ。」と意外に思ったことがあります。さらに忙しい身ながら新聞や雑誌の取材を受け、今もテレビ出演やイベントへの参加を数多くこなしています。

 自分が出て行くことによって注目度が上がる。より多くの人の関心を集めることが出来る。それらが競馬の発展のためになるだろうという考えがあり、そのためには労を惜しまないのでしょう。素晴らしいことです。やはりその業界のトップの人間は、自分個人の勝ち負けだけではなく、武豊騎手のように業界の発展というものを常に意識すぺきだと思うのです。

 先週の日本シリーズ第5戦で中日の落合監督がパーフェクト寸前の山井投手を交代させたことが話題となりました。チームが53年ぶりに日本一になるかどうかの試合、点差はたったの1点、負ければ地元での胴上げが出来なくなる、などから交代は当然という考えも理解はできます。ですが、私はやはりあの交代には『否』です。

 落合監督は新聞によると「勝つことが最大のファンサービス」という考えがあり、球場内外で選手が参加して行われるイベントなどのファンサービスには否定的なのだそうです。もしも12球団全ての監督がこのような考えでいたらどうでしょう?翌日のサンケイスポーツに「日本一が決まる試合で完全試合が達成されれば、相当な話題になった。野球に興味のない人も注目するし、日本球界全体が活性化されたはずよ。(中略)ファンあってのプロ野球よ」という野球評論家の江本孟紀氏のコメントが書いてありました。私も同感です。あの時、テレビを見ていた中日ファンではない人達にも「パーフェクトで日本一」という歴史的瞬間を見せようと考えて欲しかった、とは無茶な要望でしょうか。

 今後も武豊騎手が活躍し、そして他の騎手には「打倒!武豊」に燃えてもらって日本の競馬がより発展し、競馬ファンが増えてくれたらいいなと思います。それを中継で伝えていきたいと思っています。

 さぁ、今回は13年前のレースをお送りします。実況は広瀬伸一アナウンサーです。

平成6年11月13日
着順馬名馬齢斤量タイム(着差)騎手
ヒシアマゾン牝3552分24秒3中舘英二
チョウカイキャロル牝355ハナ小島貞博
アグネスパレード牝355クビ河内洋