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汗ばむくらいの陽気の中行われた兵庫チャンピオンシップ。昨日は東京から大阪まで遊びに来てくれた後輩のK塚アナ、営業のK君と一緒にここ園田へやってきて、ビールを飲みながら競馬を楽しんだが、今日は一転、仕事モードでやってきた。



ここ園田競馬場は、梅田から阪急線の各駅停車で園田下車(わずか4駅)、駅前から無料送迎バスに乗って5分少々と抜群のアクセス。門をくぐるとすぐ左にパドック、正面にスタンド、右手には飲食店が並んでいる。GW真っ只中、それも交流重賞の日とあって、昨日もかなりの賑わいを見せた競馬場だが、今日は一段とお客さんの数も多い気がする。



スタンドは屋外の一般席、ガラス張りの一般席、その上に指定席(特別席)という造り。いつか特別席で、ゆっくりじっくり楽しんでみたいものだ。



コースは直線200mちょっとの、いわゆる地方競馬のスタンダードなコース。今日でまだ3回目の園田、その特徴など、はっきりしたことはわからないが、向正面半ば過ぎからの仕掛け合いは見ていて面白く、競馬もかなり迫力がある。



さて、兵庫チャンピオンシップのパドック。周囲にはお客さんがビッシリで、馬の様子を確認することが出来ないくらいだった。



個人的には、ダートでの2戦の内容がともに素晴らしかったフェラーリピサ、そして距離は未知もこれまたダート戦の内容が良かったヤマカツブライアンの2頭に注目。本馬場入場を見に来ると、ヤマカツブライアンの姿をカメラにおさめることが出来た。



生ファンファーレの後はスタンドから大歓声の上がった園田競馬場。スタート直後、実況がフェラーリピサの大出遅れを伝えると、今度は悲鳴にも似た大きな歓声が上がる。2度目の向正面中間から3コーナー手前、先団めがけて一気にスパートしたフェラーリピサ、そして押し出されるように先頭に立ったヤマカツブライアン、2頭馬体を併せての競り合いがここから展開されたが、最後はフェラーリピサが、ヤマカツブライアンを突き放しての1着。あの大出遅れがありながらこの勝ちっぷり……ダートでは全く底を見せないこの馬、今後が非常に楽しみだ。

〜レース後のコメント〜

1着 フェラーリピサ(岩田騎手)
「スタートはゲートは落ち着いていたんですが、トモを滑らせたようで出遅れてしまってびっくりしたんですが、すぐに冷静になって腹をくくってレースをしました。最初はじっくりためて行ったんですが、先行馬が楽そうだったので1周目のゴール前あたりからいこれはいかんというかんじで早めに行かせようと思いました。前に東京のダートで強いレースをしていたんですが、今日は自信を持って乗りました。その分プレッシャーもありましたけどね。早めに行った分最後バテ加減で相手も楽して行っていたので差し返されるかと思いましたが、よく粘ってくれました」

(白井調教師)
「スタートで出遅れた時にはメイショウボーラーで負けた時も含めて馬場が合わないんじゃないかとかいろいろ不安になりました。3コーナー手前で動いた時は少し動くのが早いのではないかとも思いましたが、岩田君はここを良く知っているし、最後止まるかと思って見てたんですが、さすがにこの馬の強さを見せ付けてくれました。この後はユコーンステークスへ向かう予定で、ダート路線を歩んでいきます」



先週末、京都競馬場で行われた端午ステークスはロングプライドが圧勝、レース後の取材では「この後、ユニコーンステークスに向かう」とのことだったが、フェラーリピサとどちらが上なのか?これは興味深い戦いとなりそう。ユニコーンステークスからジャパンダートダービーへと続く3歳ダート路線も、引き続き楽しみに見ていきたい。


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