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「サンダーバード1号に乗ったどー!」と言ってもJRの特急の事。大阪と金沢を結ぶ特急サンダーバードに乗り、初めて金沢へ向かった。

金沢と言うと、兼六園か兼六園か兼六園しか思い浮かばないくらい知識のない場所。あと、チカテツ、トゥインチアズ、ホシオー、トラベラー、ミスタールドルフくらいかな。

と言うことで京都から2時間。金沢駅に着いたらすぐに、無料バスで金沢競馬場へ。揺られること約25分、競馬場に着いた。
あいにくの雨が落ちていたが、客足は上々の様子。無料バスも満員だったし、駐車場も1レース前からかなりの台数が止まっていた。

いよいよ来たぞ、金沢競馬場!

いよいよ来たぞ、金沢競馬場!


厩舎地区の向こうは日本海

厩舎地区の向こうは日本海



まず目に付くのが、入場門から続くアーケードにあるジョッキーの応援幕。そのキャッチフレーズがなかなか味わい深い。

渾名は「おにっち」ですか

渾名は「おにっち」ですか


何をしてくれるのか

何をしてくれるのか


えっ?

えっ?



新聞を買い、しばらく歩くと、競馬グッズを売っていた。あまりにこじんまりとしていたので事情を聞くと、厩舎関係者の婦人会が手作りグッズを売っているとの事。せっかく話をしてくれたので2〜3品購入。

婦人会の売店

婦人会の売店


これが手作りグッズだ

これが手作りグッズだ



お祭りに行くと必ず焼きそばを食べ、競馬場でもモツ串やドテ焼き、大判焼き等、ジャンクフードを楽しみにしているのだが、金沢にはその様な文化がないのか、売られているのはパック詰めの商品ばかり。餡の入っていない豆餅があったので、一応、金沢独自のものかなと思い食してみたが、普通の味だった。

どうやら名物は寿司だそうで、競馬場で食に拘る方々は、そちらを楽しんでいただきたい。

パンはあまり好みでは・・・

パンはあまり好みでは・・・



さて、降り続く雨は強さを増すばかり。10Rに組まれていた白山大賞典の頃には、馬場は不良まで悪化してしまった。

馬場はついに不良へ

馬場はついに不良へ



パドックの気配ではグラッブユアハートが抜群に良く見えた。落ち着いていたし、キビキビとした歩様に好感が持てた。対して、スターキングマンはどうにも良く映らない。覇気がない感じ。60kgを背負っているし、思い切って切るとするか。

レースは名古屋のマコトサンゴがハナを奪い、グラッブユアハートは楽々と好位の外へ。中位にハードクリスタルとスターキングマン。ペースは遅かったし不良馬場。朝から見ていると差しの決まらない馬場で、断然グラッブユアハートに有利な展開へ。
結局、余裕のある手応えで直線に入ったグラッブユアハートは、詰め寄るハードクリスタルを1馬身抑えて、牡馬相手に重賞制覇を飾った。


勝ったグラッブユアハートは父デピュティコマンダー母ケリーアンバー(その父ハイランドパーク)の牝5歳鹿毛馬、美浦・畠山吉宏厩舎の管理馬。通算成績19戦5勝、昨年7月のスパーキングレディカップ(GIII)以来の交流重賞2勝目となった。

アップにし過ぎた

アップにし過ぎた


勝利を分かち合う

勝利を分かち合う



★レース後のコメント

1着 グラッブユアハート(安藤勝己騎手)
「外枠だし元々前に行っていた馬だから、すんなり好位の外につけられました。前走で負った外傷の影響もなかったし、間隔をあけたからなのか、今日はいつもより落ち着いていました。着差以上に強い内容だったと思いますよ」

(畠山吉宏調教師)
「4角の手応えも良かったしセーフティーリードがありましたから、直線では安心して見ていられました。爪が立ち気味の馬ですから馬場が悪化したのも良かったですね。北海道で一線級を相手に戦っていた牡馬に勝ったのですから大したものです。この後は山元トレセンで過ごし、12月のクイーン賞へ向かいます」


初めて訪れた金沢競馬場は雨のせいもあるかもしれないが、やや活気を欠く印象。それでも清潔感はあったし、椅子の数が多いので、丸一日、ゆったりと楽しめた。

次は寿司を食べるぞと心に誓いながら競馬場を後にした。是非また足を運んでみたい。

徽軫(ことじ)灯籠と虹橋

徽軫(ことじ)灯籠と虹橋



この日、一泊した私は翌日、兼六園へ。いや、他に名所を知らないもので・・・。


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