中野アナの美浦トレセン・新人騎手レポート [実況アナ!]
2003/08/14(木) 16:23


今日2月13日(木)、平成15年度調教師・騎手免許試験の合格発表があった。午前10時、発表された結果に目をやれば、新規調教師3人、新規騎手11人。ビッグネーム(河内さん、アンカツさん)は無事合格、これは想像通りの事だからか、美浦ではあまり話題に上らなかった。一番話題になったのが『関東の新規調教師がゼロ』という事態。これには関係者が驚きを隠せず「前代未聞だよな」なんて声があちこちから聞かれた。

美浦所属の新人騎手が、皆そろって12時30分から会見を行った。先日学校を卒業、晴れて騎手の仲間入りとなった彼らに会うのは初めてなのでとても楽しみ。中には、昨年試験に失敗し、1年間頑張った鈴木慶太くんもいる。もうすぐデビューを迎える5人の緊張した表情を届けようというのが今回のレポート。ですがその前に、我々が取材で通う美浦トレセンについて、これまであまり紹介していなかった事実に気がつく僕。なので、まずは写真でトレセンの風景をご覧いただきましょう。

南スタンドから見たコース入りを待つ馬たち

南スタンドから見たコース入りを待つ馬たち
南馬場の追い切り風景

南馬場の追い切り風景
南馬場の奥には坂路コースがある

南馬場の奥には坂路コースがある
これが藤沢和雄厩舎

これが藤沢和雄厩舎
厩舎は同じ造りの建物が並ぶ

厩舎は同じ造りの建物が並ぶ
美浦の南と北、この道で分けられている

美浦の南と北、この道で分けられている
障害コースもある、北馬場のスタンド

障害コースもある、北馬場のスタンド
厩舎のまわりでは乗り運動が行われている

厩舎のまわりでは乗り運動が行われている
これは坂路の入り口

これは坂路の入り口
公道沿いに検疫厩舎はある

公道沿いに検疫厩舎はある
と一通り写真で見ていただいた美浦トレセン。本当に広くて、移動が大変。歩くと相当時間がかかるので、我々は自転車を使用して厩舎取材を行っています。

さて、12時30分から行われた新人騎手達の会見。スーツに身を包んだ彼らはまず写真撮影。一人ずつ自分の名前が書かれたプラカードを持っての撮影だったけど、緊張を隠せない様子。その後一人ずつ、多くの記者に囲まれて会見がスタート。初々しい表情を皆が見せてくれた。

石橋脩騎手

石橋脩騎手
お父さんと似てる?加藤士津八騎手

お父さんと似てる?加藤士津八騎手
1年待ったこの日、鈴木慶太騎手

1年待ったこの日、鈴木慶太騎手
松岡正海騎手

松岡正海騎手
南田美知雄調教師の息子、南田雅昭騎手

南田美知雄調教師の息子、南田雅昭騎手
◎ 目標はデットーリ、石橋脩騎手

「(騎手となって)素直に嬉しいです。デットーリ騎手は、馬の力以上のものを出してしまうところがすごいと思います。師匠の柴田政人調教師からは『最後まで一生懸命追え』と言われています。新人賞を獲れるよう頑張ります」


◎ 目標は父・加藤和宏、加藤士津八騎手

「父は何も(自分に)言いませんが、ずっと父の姿を見てきて、競馬に対する姿勢がすごいなと思っていました。苦労する面も含めて、騎手という職業にやりがいを感じました。日本だけでなく、世界で活躍できるように頑張ります」

「(親子対決について)その時は、最後の最後でハナだけ差し切って僕が勝ちたいと思います、それで親子ワンツーを決めたいですね(笑)」


◎ これまたデットーリが目標、1年越しの鈴木慶太騎手

「昨年試験に落ちたことは悔しかったけど、この1年、皆に励まされて充実した時を過ごせたと思います。今日受かって素直に嬉しいです。これまで迷惑かけた人達に、少しでも恩返しが出来ればと思います。1年余計にかかってますし、新人の中では最も多く勝てるように頑張りたいと思います」


◎ 渋い!坂井千明騎手が目標な松岡正海騎手

「坂井千明騎手はクセのある馬、気性のうるさい馬でも、綺麗に乗りこなすので尊敬しています。前田調教師からは『常日頃、挨拶を大切に』と言われていますので、常に心がけています」

「(趣味・特技が英会話?)学生の頃から好きで勉強しています。当然、今後の自分が海外で活躍する時のことも意識しています。アメリカの競馬にあこがれます。あのスピード競馬、先行して最後まで追ってもたせる騎手のスタイルも、自分の目指すところですね」


◎ 武豊騎手を尊敬する南田雅昭騎手

「父からは『周囲への気配りを忘れずに』と言われています。今朝報告したら『おめでとう』と言われました。受かってホッとしています。武豊騎手は世界レベルの技術と謙虚さを持ち合わせた人、見習いたいです。目標は31勝以上して新人のトップです」


という関東の新人騎手5人の表情でしたがいかがでしたか?彼らの顔、よーく憶えて3月以降の騎乗を見守っていきましょう。僕が最もうけたのは、『加藤騎手がお父さんとの対決をイメージしていた』ことですね。

会見後にはそろって撮影

会見後にはそろって撮影
リクエストに応えて、こんなポーズまで

リクエストに応えて、こんなポーズまで
ところで、美浦にいるとあまり感じなかったのですが、アンカツさんの合格が発表された今日2月13日(木)って、日本の競馬における歴史的な一日となった訳ですよね。『受かるに決まっている』という前評判ではありましたが、この事実が正式に発表された今日こそ、歴史が動いた瞬間です。栗東での会見、どんな様子だったのでしょうか?気になります。