いよいよ始まる東京競馬。待ちに待った日本一の競馬場での開催がやってくる。
10ヶ月のブランクの間に2000メートルのスタート地点から2コーナーに至る外回りコースが改善(以前は騎手の感覚ではスタートして右に出ていってから改めて左に回る形だったらしい、それが最初はまっすぐでだんだん左にカーブする形になったようだ)され、ゴール地点は1コーナー方向に前進。その分、坂を上り切ってからの攻防が更に楽しめそうだ。
細かな所では4コーナーのカーブが若干緩くなり回り易くなった。またダートの1600メートルのコースもスタートしてほぼまっすぐに進めるようになった(以前はスタートして一旦少し外に出て行くような形だったそうだ)。
3月下旬に行われた試走会では駆けつけた武豊騎手をはじめ、各ジョッキーから「走り易いコースになった」と概ね好評を得ていたようだ。
去年の11月に久しぶりに東京競馬場を訪ねてみると、まだ拡幅された1コーナー付近の芝は植えたばかりらしく、シートに覆われていた。パドックもまだ工事中。その後新スタンド横のスタンドは取り壊され、一転工事現場に。パドックは色鮮やかに新装されていた。
11月。竣工してオープンしたての新スタンドには目新しく楽しい施設が沢山できていた。特に楽しそうなのが「食」関係。1階にはファストフードの店が軒を並べ、特に美味しそうだったのが博多ラーメンの店。
そこからエスカレーターで2階に上がるとちょっと一休みにはピッタリのカフェ。そこから始まり映像ホールの横を行く回廊にはデート中のカップルのための?撮影スポットや喫茶店、生ビールも売っているコンビニエンスストアが連なっている。
3階、4階のパドック側はテラスになっていて外気と陽光を感じながら食事、馬券検討ができるだろう。
吹き抜けになっている映像ホールの床はシックな赤と黒。椅子は収納式になっていて様々なイベントに利用されそうだ。
肝心の観戦スペースだが、一般席は2階部分がいわゆる石畳に繋がり、そこから4階部分まで階段式になっている。ガラスに遮られない、音と風を感じての観戦がゆったりと楽しめそうだ。
植えられて間もない1コーナー付近は心配だが、芝コースは十分の養生期間を得てリフレッシュしているはず。ダートも路盤の改修と砂の洗浄、入れ替えが行われいいクッションでの競馬が楽しめそうだ。
6月中旬まで2ヶ月続く東京競馬。開幕週やオークス、ダービー、NHKマイルカップなどGIレース当日は相当混み合いそうだが、後半の開催の土曜などは比較的ゆっったりとした気分で新しい東京競馬場の魅力を感じて頂けるに違いない。
さあ、みんな東京競馬場へ行こう!