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10月を振り返ります。9月がパッとしなかった反動でしょうか、10月は歴史に残る大万馬券が誕生しました。皆さんご存じの10月22日(土)の東京競馬第12レース。いよいよ明日はディープインパクトが無敗の3冠馬になるか、と言われていた時にそれは出ました。日本新記録となる3連単1846万9120円。このレースでは同時に馬連のレコード43万7390円、馬単のレコード102万1160円も誕生したのでした。この歴史的レースを実況したのは、木和田アナです。今年のJRA10大ニュースの発表では、ディープインパクが無敗の3冠馬になった菊花賞のゴールの瞬間、秋の天皇賞で勝った松永騎手が天皇、皇后両陛下に馬上で一礼したシーンと共にこの衝撃の1846万馬券が出ることは間違いないでしょう。(私は、あの日は福島競馬場にいて歴史的瞬間を生で見ることが出来ませんでした。それが今も残念でなりません)

 他にも100万超えがありました。2日には札幌の第10レース、すずらん賞で3連単241万6680円が出ました。これはJRA歴代第10位の高配当です。みごとに札幌はフィナーレを飾りました。このレースを実況したのは山本アナでした。また10月は重賞レースでも素晴らしい高配当が数多く出ました。9日の毎日王冠では3連単147万9620円、29日の舩山アナが実況したスワンステークスで3連単108万4310円。そして記憶に新しい30日の天皇賞(秋)での3連単122万6130円。本当に10月は充実していました。これぞ競馬、これこそJRAが推し進める『BIG TIME』なのだという感慨に私は浸ったものです。

 月間MVPは木和田アナです。これは異論の余地がないところでしょう。木和田アナは、あの1846万馬券だけでなく、10月は30打数16安打(打率5割3分3厘)とコンスタントに万馬券レースを実況していたことも評価されました。私小林に対しては毎日王冠や天皇賞(秋)の3連単での100万超え、10月は木和田アナと同じ30打数16安打という点から「あの歴史的大万馬券がなければ当然MVP」という声が選考委員会から出ていました。

 トータルでは、リーディングの上位は混戦となってきました。9月終了時まで首位を守ってきた檜川アナが2位に転落しました。10月は18打数8安打となった白川アナが2位から首位になったのです。しかし、白川アナが3割9分7厘で檜川アナが3割9分5厘と差はわずかなものです。また3位の舩山アナも3割9分ちょうどで続いており、あと2カ月でどうなるか予断を許さない状況になってきました。一方、最下位争いは顔ぶれが一変し、なんとずっと殿だった木和田アナが躍進し、3割6分4厘で6位にジャンプアップしました。ブービーだった私も3割6分3厘で7位となっています。最下位は3割4分9厘で佐藤アナ、ブービーの位置に3割5分7厘で藤田アナとなりました。

 さぁ、残るは2カ月です。このラスト8週でどんな万馬券が誕生するのか、はたして今年中にまた日本新記録が更新されて2000万円台に突入するのか、本当に興味は尽きません。皆さん、頑張りましょう!


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