お知らせ:

競馬実況web

遅くなりましたが2月を振り返ります。2月もなかなか大きいモノが出ました。まず、5日の東京の春菜賞でJRA歴代3位となる3連単227万60円が出ました。実況したのは中野アナでした。昨年のリーディングアナの中野アナは今季は今一つ打率が上がりませんが、ここで存在感を示したと言えます。1月に405万馬券が出た同時開催の小倉では、6日の第9レースで3連単109万9270円が出ています。実況したのは藤田アナでした。そして19日には京都で朝っぱらから大万馬券が炸裂しました。第1レースの3歳未勝利戦の3連複が92万9260円となったのです。これは3連複の歴代9位となる記録で、また、馬連でも50万780円となり馬連の歴代3位という高配当になったのでした。このレースの実況担当者は舩山アナでした。ご存じのように1月に出た405万馬券のレースを実況したのも舩山アナ。どうやら彼のロングヒッターとしての素質が開花しそうなので要注目です。

 では、2月の月間MVPの発表です。227万60円を実況した中野アナや2月は12打数7安打(打率5割8分3厘)と万馬券レースを実況しまくった佐藤アナ等が候補に挙がりました。しかし、MVPは白川アナに決まりました。意外に思われるかもしれませんね。皆さんは27日の中山で2度の単勝万馬券が出たことを覚えていますか?あの日の第8レースでは14番人気のスターエフェクトが勝って単勝が1万7560円、また第10レースの房総特別では12番人気のジェイケイベストが勝って単勝が1万160円となりました。このスターエフェクトとジェイケイベストどちらにも騎乗していたのが、ただ今売り出し中の松岡騎手でした。同じ騎手が1日に2度も単勝万馬券となる馬に騎乗したことはJRAのデータにもみられないということです。

 ならば!同じアナウンサーが1日に2度も単勝万馬券となったレースを実況したということは高く評価されるべきだ、という意見が選考委員会で出ましてこの2つのレースを実況した白川アナが2月の月間MVPとなったのです。確かになかなか生まれる記録じゃありませんね。

 さて、トータルでは順位にかなり変動がありました。1月トップだった山本アナと2位だった舩山アナは共に2月はパッとせずかなり順位を下げました。代わってトップになったのが佐藤アナ(4割7分2厘)です。2位が私小林(4割4分4厘)で3位が檜川アナ(4割9厘)となりました。逆にイケてないのが渡辺アナと木和田アナの2人です。どうもこの2人が実況するレースは堅く治まってしまうのです。渡辺アナは2月は12打数でわずか1安打というありさまで打率5分6厘で最下位。木和田アナも26日には「裏パー」をマークしてしまい打率2割ちょうどでブービーとなっています。穴党の方はこの2人が実況するときは勝負を避けた方が賢明です。ご注意下さい。

 同時開催の中京がスタートし、これから5月22日のオークスデーまで毎日36レースが楽しめます。春のGIに向けたトライアルに気を取られていると「歴史的大万馬券」を取り逃がしてしまうおそれがあります。私は本番のGIレースが行われようとも、忘れることなく「荒れる同時開催」に注目していこうと思っています。「歴史」はこの春に福島や新潟で作られるかもしれませんよ。


お知らせ

お知らせ一覧