お知らせ:

競馬実況web

遅くなりましたが、六月を振り返ります。六月初日に行われたダービーこそ万馬券が出ませんでしたが、あとの2つのGIレース、安田記念と宝塚記念は荒れましたね。しかし、最も衝撃的だったのは春の東京開催の締めくくりのエプソムカップでした。誰があのハイペースでぶっ飛ばして行ったエーピーグリードの逃げ残りを予想したでしょう。1番人気と3番人気が上位に来たのにエーピーグリードがとことん人気がなく、3連複が重賞レコードとなる40万9590円。昨年のマイルチャンピオンシップの記録を破ったのでした。また2着のローマンエンパイアとのワイドも重賞レコードとなりました。一昨年のNHKマイルカップでの4万6660円を超える5万660円です。

 このエプソムカップを実況したのは中野アナでした。彼はここまで今年実況した重賞レース全てが万馬券となっていましたが、これで5回連続となったのです。5打数5安打ですよ。イチローも真っ青です。しかし、残念ながら中野アナは、七月は重賞レースの実況担当にはなっていません。はたして5度あることは6度あるのか、どこまで連続記録が続くのか注目されます。

 また、これより前の7日には東京でJRA歴代第4位となる116万4660円(3連複)が出ました。この4度目となる100万超えのレースを実況したのは舩山アナでした。舩山アナはこれまで目立った大記録がなかっただけに、これからどういう存在になるのか注目すべきところです。

 そして福島では3日目の28日に大変な出来事がありました。第3レースでなんと1番人気と3番人気を含む5頭が落馬するという思わぬアクシデントが起こりました。そして3連複がJRA史上第9位となる72万3770円。レースが荒れて万馬券が出るのはイイのですが、落馬はいけませんね。このレースの実況担当者は山本アナでした。

 この結果六月の月間MVPの候補者は中野、舩山、山本の3人のアナウンサーとなりました。そして最終的に、重賞レコードを実況し、連続記録を5回に伸ばした中野アナが月間MVPに選ばれました。また中野アナが実況する時は不思議と天候が悪くなり道悪のケースが多いことで有名になりつつあります。その点からも穴党にとっては楽しみな存在であると言えるでしょう。

 さて、今年前半が終了してのトータル成績では、佐藤アナが打率4割5分3厘で首位をキープしています。第2位が4割4分6厘で広瀬アナ、第3位には躍進めざましい(六月は24打数13安打)北野アナ。第4位が4割2分3厘で白川アナとなり、ベテラン勢が上位を占めています。この中にあって藤田アナだけは14日に裏パーをやるなどイケてなく4割4厘で 第9位に低迷しています。リーディング連覇に黄色信号です。

 最後に六月にマークされたもう1つ大記録をご紹介しておきます。それは29日の函館でした。なんと第1レースから最終12レースまで1つも万馬券が出なかったのです。1つもですよ!これは3連複と馬単が発売されてからJRA史上初めてのことだったのです。この日の函館の最高配当は第1レースの馬単7390円。馬単の平均配当は2473円で3連複の平均配当は2434円というありさまでした。この未曾有の体験、つまり「丸1日裏パー」を体験してしまったのは中野アナと私小林でした。悲惨でした。憤りを禁じ得ませんでした。こんなことがあっていいわけはありません。まさしく穴党にとっては屈辱的な1日として長く後世に語り継がれることでしょう。


お知らせ

お知らせ一覧