五月が終了しました。注目のＧＩレースはことごとく荒れましたね。まず天皇賞が馬単で３万１７７０円。実況を担当したのは藤田アナでした。私がグリーンチャンネルの番組の中で予言した通り万馬券となりました。さすが藤田アナ、としか言葉がありません。これで実況担当ＧＩレース連続万馬券の記録を『５』としました。４度あることが５度あったわけです。素晴らしい記録ですねぇ。早くも秋のＧＩレースが楽しみです。

　そしてＮＨＫマイルカップも大波乱でした。３連複が９万６４９０円。実況は中野アナ。彼は侮れません。今年実況した４つの重賞レース全てが万馬券となっているのです。（詳しくは６月２日発行の週刊競馬ブックのコラムをお読み下さい）今週のエプソムカップではたして「５打数５安打」とするのか、期待しつつレースを注目したいと思います。

　また、オークスも３連複が９万５５３０円となりました。私、小林が実況しましたが、ここで気が付きました。五月に行われた１１の重賞レースのうち万馬券にならなかったのは、たったの３レース（青葉賞、京都ジャンプステークス、金鯱賞）だけだったのです。重賞って荒れるんですねぇ。

　さて、五月の月間ＭＶＰですが、やはり１１日に新潟で出たＪＲＡ歴代３位となる３連複１２５万８８０円のレースを実況した山本アナに決まりました。彼は五月は１７回も万馬券レースを実況して最多安打もマークしました。（２位は１６回の中野アナ）しかし、山本アナは１０日には新潟で６打数ノーヒット、つまり裏パーもやってしまいました。そうかと思うと、その翌日にはあの１２５万馬券を含む６打数５安打という記録を残したのです。どうも調子の波が荒く、出る時は大連チャンし、はまると全く出ないパチンコ台のような存在です。この点は要注意ですね。

　他にも裏パーをやってしまった者が二人います。佐藤アナと私です。佐藤アナは２５日は５打数ノーヒットに終ったのですが、それ以外の日にはコンスタントに万馬券レースを実況して、トータルでは４割５分８厘となり首位に返り咲きました。先月トップだった白川アナが４割４分６厘で第２位、第３位が４割３分８厘の広瀬アナ、その後に４割２分７厘で私が続いています。一方、昨年のリーディングの覇者である藤田アナは全体的に五月も不調で４割１分４厘となってしまい６位まで順位を下げています。はたして六月での巻き返しはあるのでしょうか？

　さぁ、これから福島と函館がスタートして、いよいよ夏競馬に突入します。体調に気をつけて『ナツマン（夏の万馬券の略）』との出合いに期待しましょう！

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