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3月が終りました。桜が咲いて春本番がやってきました。まさしく春爛漫、「万馬券撩乱」でした。とにかく「歴史的大万馬券」をはじめメチャクチャ荒れましたね。まぁ、堅くて湿気た馬券ばかりよりは、たとえとれなくてもズバズバ万馬券が出た方が私はいいと思います。こんな時代だからこそパーッとした馬券で気分爽快といきたいじゃありませんか。(でも馬券があたれば、5倍でも10倍でもいいんですけどね)今や銀行に一年間100万円を預けても、利息はたったの10円ですよ、10円!それに比べて、レースを見て、たったの2、3分で100円が1万円になってしまうんですから万馬券ってなんて素晴らしいのでしょうか。

 さて、3月の月間MVPには4人がエントリーされました。まず、中京競馬場のレコードとなった22日の92万2250円を実況した中野アナです。これは現在のJRA第3位の記録です。名鉄沿線に実家がある中野アナ。地元競馬場のレコードをマークするとは、やはり縁があるようです。しかし、中野アナは翌週の中山で5打数ノーヒットと「裏パー」をやってしましました。これは大きな減点でした。

 凄かったのは中京最終週の担当だった関西大学コンビの藤田アナと山本アナ。山本アナについては先月、「1月に続いてまた2月も裏パーをやってしまいイケてない。」とこのコラムに書きました。そして3月も22日の中山で5打数ノーヒットとまたまたやってしまい本当にイケてないヤツ、と思ったものでしたが、なんと29日の中京ではみごとに「パーフェクト」をやってのけたのです!29日の7レースが809倍、8レースが993倍、御在所特別が261倍、知多特別が457倍、メインの遠州灘特別が432倍、そしてとどめの最終12レースが1761倍!(すべて3連複です)ちなみに渡辺アナによると、「山本は一緒にいる人間の影響を受けやすいから。」とのことです。

 そして?一緒にいて影響を与えた藤田アナもさすがでした。注目のGIの高松宮記念は3万1580円どまりでしたが、前日の29日には5レースの馬単が35万6000円。そして高松宮記念の後の伊勢特別では3連複が16万5930円だったのです。週刊競馬ブックのコラムで自分が「穴ウンサー」であるとカミングアウトした藤田アナ。実況担当GIレースがこれで4連続万馬券となり、次に注目が集まります。なお、藤田アナは高松宮記念の発走前に山本アナにこう言っていたそうです。「ビリーヴは前走の内容からないやろ。サニングデールもこの大外枠でアカン。やっぱりショウナンカンプしかないで。」これを聞いていたら、少なくとも馬単の70倍という美味しい馬券が簡単にとれたことでしょう。

 しかし、以上の3人のアナウンサーは選に漏れました。3月のMVPとなったのは佐藤アナです!佐藤アナはご存じの通り、23日の中山でJRAレコードとなった3連複・149万8110円の6レースを実況しました。そればかりかJRA第7位となる3連複・70万7980円という最終12レースも実況したのです。たった1日で「200万オーバー」となったのです。凄まじい‥‥。

 私は4年前の出来事を思い出しました。あれは平成11年4月18日、第59回皐月賞の日でした。あの日、中山の6レースが馬連で10万6270円。メインの皐月賞も人気のアドマイヤベガとナリタトップロードが敗れ、67倍という波乱になり、「もう最後は堅いか。」と思っていたら12レースの馬連が10万4120円となったのでした。そう、あの時も佐藤アナが実況していたのです。まさに「歴史は繰り返す」です。

 トータルでも佐藤アナは打率が5割9厘となりリーディングのトップに立ちました。白川アナが5割ちょうどで2位、3位に4割9分2厘で舩山アナ。藤田アナが4割8分で4位となっています。

 さぁ、いよいよ春のクラシックが開幕します。去年は桜花賞と皐月賞が大荒れでした。はたして今年は?皐月賞はリーディングトップの佐藤アナの担当です。ひょっとすると今年も‥‥うう〜ん、涎が出そう。


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