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60年近い歴史を持つ東京と大阪を結ぶ寝台列車「銀河」が、今週末のJR一斉ダイヤ改正で引退します。子供の頃から鉄道ファンの自分にとって「乗りたい、憧れ」だった夜行寝台列車がまたなくなるのはなんとも寂しい限りです。

 新幹線、飛行機、夜行バスと東海道を移動する交通手段の選択肢が増えて行く今、「料金が高い」「早くもない」寝台列車が苦しい立場なのは確かです。
 僕も乗りたいとは思っていたものの、結局その高さから「ムーンライトながら」や夜行バスに流れてしまい、結局一度も乗らずじまいでした。お客として感じた「払う金額や所要時間の割に、車両も老朽化していて快適な移動空間とは言い難い」という問題もあります。

 そこで思い切って「豪華さ」という点で差別化を図ることは出来ないでしょうか。ライバルのJR高速バスも、安さにこだわった片道5千円の「青春ドリーム」から、1万円近くする豪華な「プレミアムドリーム」まで、幅広い選択肢を用意して乗客を集めています。

 「スピードの新幹線」に対して、「豪華さの寝台」のような選択肢を提示できれば、寝台列車にも生き残る余地はあるはずです。実際、豪華さを売りの上野と札幌を結ぶ寝台特急「カシオペア」は、羽田−新千歳間の飛行機より1万円程度高いものの根強い人気をキープしています。

 こういう列車を東京−広島あたりで1往復走らせたら、「行きは飛行機・新幹線→帰りはのんびり寝台」ということも出来て、旅行やビジネスへのニーズに応えられる気がするのですが…。


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