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いよいよ明日6日から、2ヶ月に渡る京都開催が幕を開ける。昨年は、秋華賞の日に秋の京都を1週経験しただけだったが、今年は毎週末訪れる、それも当初の予定より1日プラスして。

ついさっきまで、開催の準備を兼ねて競馬場を訪れていたが、スタンド目の前に完成した話題の新ターフビジョン、この開催でしか楽しめない芝Aコースの広々としたホームストレッチを前にすると、吹く風も心地よく、天気が良かったせいもあってか、開幕前日、気持ちは高まるばかりだった。

京都コースと言えば、3コーナーの坂が最大の特徴。向正面中間地点から始まるその坂、内回りの3コーナー地点でもかなり上っており、そこからコースを見ると、4コーナーに向けて下っていることがはっきりわかる。そして芝外回りの、残り800m地点のちょっと手前、内回りの3コーナーからさらに少しだけ上った頂上からの下り、こちらはかなり急になっていて、実際に歩いてみると、あっという間に下り切ってしまうのだということがよくわかる。

今述べた芝に関しては、内と外、コースが2本に分かれてしまうせいか、流れるような綺麗なライン、という感じにはなっていないのだが、その曲線が非常に美しいのがダートコース。3コーナー手前、残り800手前を頂点にして、芝と同じようなアップダウンがあり、4コーナーに向けて流れるように下っていくコースのラインは、間近に見ると、本当に美しい。

これらのアップダウン、実際に現場でスタンドから見た時、またはコース図を見れば、はっきり確認できることだが、より意識を持って競馬を見てみると、さらに面白いかもしれない。よく言われる、京都ならではの時計の出方や、ここのダートに特別強い血統がなぜ存在するのかなど、その辺りにヒントがあるのかもしれない。あの坂を上って実際に体感して、そしてそこからの風景を眺めみて、ふとそんなことを思った開幕前日の午後だった。


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