小塚歩アナ「震度6の恐怖」 [実況アナ!]
2007/07/17(火) 19:01


台風4号が過ぎ去ったと思えば、今度は中越沖地震とは…。被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。

私も震度6強の地震を、震源の真上で体験したことがあります。4年前の夏に宮城県で起こった連続地震、史上初めて、1日に震度6弱以上を3度も記録した地震でした。その日の朝、ニュースの中継をするために被害地域にいたときのこと。突然地鳴りがしたと思いきや、乗っている車が上下左右に叩きつけられるように揺れたのです。遊園地の絶叫マシンなんてものじゃない。命の危険を感じる瞬間でした。

このときをきっかけに、地震について興味を持ち、多く取材するようになりました。地震、津波のメカニズムや対策、被災地の実情など…。例えば、被災地の抱える問題のひとつに「ボランティアの受け入れ」があるそうです。ボランティアとして現地に入っても、無計画に動いたのでは何の効果もありませんし、受け入れる側もノウハウがないと捌ききれないのだとか。他にも地震の被害を防ぐ取り組みなどを取材しました。そこで感じたことは、「防災に対する意識がまだまだ低い」ということ。

3年前から、気象庁が緊急地震速報の運用を始めました。これは、地震の際に起こる2種類の揺れの速度の違いを利用して、大きな揺れが来る前にそれを知らせる、というもの。いろいろなシステムに応用が利きそうですが、いかんせん市民への認知度が低いのだそうです。日本にいる限り地震を免れることはほぼ不可能なわけですし、一人ひとりがもっと地震への認識を高め、普段から備えていくことが重要なのです。

ちょうど新潟では夏競馬の開催中。交通網に影響が出たら人や馬の移動が出来ませんし、その前に大きな余震が起こる可能性もあります。地元の方々も、競馬どころではないかもしれません。それでも我々にできることは、夏競馬のエキサイティングなレースを実況でお伝えすること。元気付ける、という訳ではありませんが、いつもより気合を入れて実況に取り組むつもりです。そして、被害に遭われたファンの方が、早く競馬を楽しめるようになってほしいと願っています。